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IMF:米量的緩和は年内継続見通し、出口の準備は慎重に

国際通貨基金(IMF)は米金融当 局が毎月の大規模な債券購入を少なくとも年末までは継続するとの見通 しを示した上で、金融市場の混乱を回避するために出口計画を慎重に運 営するよう求めた。

IMFは米経済に関する年次審査報告を14日公表し、こうした刺激 策を引き揚げるための「さまざまな手段」が当局にはあるとしても、過 去最低の政策金利および月額850億ドルの債券を購入する量的緩和の解 除は容易ではないと指摘した。

同報告の最終節では、「出口が近づくに伴い長期金利が突然かつ持 続的に変動し、金利のボラティリティが過剰になるリスクを軽減するた めには、出口戦略に関する効果的な対話や開始時期の慎重な調整が重要 になる」と記述している。

こうした政策解除は「新興国市場への資本フローの逆流や国際金融 市場のボラティリティの高まりといった、世界的な悪影響を及ぼす可能 性がある」と分析した。

IMFは同報告で今年の米経済成長率予想を1.9%に据え置いた。 歳出削減による米成長率の押し下げは最大1.75ポイントになると想定し ている。2014年の成長率予想は2.7%と、4月時点の見通しの3%から 下方修正した。

ラガルドIMF専務理事は14日にワシントンで記者会見し、「期待 を見極めて不確実性を減らすためには対話が鍵になるとわれわれは理解 している」と説明。IMFの成長率予想では2014年の月間債券購入額の 「ごくわずかな」減少を想定する一方で、引き締め策は前提としていな いことを明らかにした。

原題:IMF Sees Fed QE Through 2013, Warns of Exit Plan Challenges (2)(抜粋)

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