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今日の国内市況(6月14日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株4日ぶり反発、米統計好感や急落反動も-不動産など内需主導

東京株式相場は4日ぶりに反発。米国の雇用や個人消費指標の改善 が好感されたほか、前日に日本株がことし2番目の下げを記録した反動 も加わり、幅広い業種に見直しの買いが入った。不動産や倉庫、電力、 医薬品など内需関連が業種別の上昇率上位を占めた。

TOPIXの終値は前日比12.28ポイント(1.2%)高の1056.45、 日経平均株価は241円14銭(1.9%)高の1万2686円52銭。

損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの角田成広シニアイン ベストメントマネジャーは、「アベノミクス不発による悪い円高を市場 は気に始めていたが、きのうの米雇用指標から判断すると、『強いド ル』の中でのスピード調整だったようだ」と指摘。日本株は、水準とし ては当面の安値を付けた可能性があるとの認識を示した。

●債券は上昇、5年債入札結果順調で買い安心感-中長期ゾーンが堅調

債券相場は上昇。きょう実施の5年債入札結果が順調だったことを 受けて買い安心感が広がった。中長期ゾーンが堅調推移となった。

東京先物市場で中心限月の9月物は前日比8銭安の142円26銭で取 引を開始し、142円15銭まで下落。しかし、その後は買いが優勢になっ て水準を切り上げ、午後零時45分の入札結果発表後には上げ幅を拡大。 一時は142円95銭まで上昇し、結局は46銭高の142円80銭で引けた。

岡三アセットマネジメントの山田聡債券運用部長は、きょうの株価 反発は直接的には影響していなかったとし、「むしろ5年債入札を順調 にこなしたことや米国債市場で長期金利が低下方向にあることがポジテ ィブに作用した」と話した。日本銀行の黒田東彦総裁が会見で金利が再 び上昇した際のセーフティネットに言及したことも相場安定に寄与して いるとの見方も示した。

●円がほぼ全面高、日本株伸び悩みで-対ドルで一時94円台半ば

東京外国為替市場では株価にらみの展開が続き、円がほぼ全面高と なった。反発して始まった日本株が伸び悩む中、リスク回避に伴う円買 いが優勢となり、対ドルで一時1ドル=94円台半ばを付けた。

ドル・円相場は午前に95円台後半から一時94円43銭まで円買いが進 行。米国株の反発などを背景に円売りが進んだ海外市場の流れを引き継 いで始まったが、日本株が伸び悩むにつれて、円買いが強まった。日経 平均株価が上げ幅を拡大する局面では95円台前半まで値を戻したもの の、引けにかけて株価が再び上げ幅を縮めると、円も下げ渋る展開とな った。午後3時43分現在は94円80銭前後で推移している。

JPモルガン・チェース銀行債券為替調査部の棚瀬順哉チーフFX ストラテジストは、「全般的にマーケットがボラタイルになっている」 とし、「海外も日経平均先物で動くので一日中株にらみだ」と指摘。ま た、「きのうも米国の強い数字が米株高・円安につながっていたので、 株価見合いという意味で引き続き米指標にも注目が必要」と話した。

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