コンテンツにスキップする

銀投資家に打撃、価値が減少-貴金属と工業用金属の板挟み

投資家による銀の保有量は過去最高 に近い水準を維持しているが、これらの銀の価値は今年に入って総額52 億ドル(約5000億円)減少している。投資家の間で価値の保存手段とし ての貴金属への信頼感が低下する一方、経済成長軟化への懸念は緩和し ている。

ブルームバーグが昨年12月に投資家を対象に実施した調査では、銀 の今年のリターンはプラス33%になると予想されていた。ところが、実 際には銀相場は年初来で28%下落し1オンス当たり21.77ドルとなって おり、年間では1984年以降で最悪のパフォーマンスを示す可能性があ る。14人を対象に先週実施した調査の中央値では、年末までに23.50ド ルに上昇するとの見通しが示された。予想通りとなっても年間では23% の下落となる。

ファースト・アセット・インベストメント・マネジメント(トロン ト)で27億カナダ・ドル(約2500億円)相当の運用を手掛けるジョン・ スティーブンソン氏は「銀は貴金属だが工業用金属でもあるため、板挟 みになっている。投資家が金の売却を進めたので銀も輝きを失った。市 場関係者が銀を工業用金属と見なし始めるようになるには、経済が十分 に成長する必要がある」と指摘した。

原題:Silver Faithful Taking $5 Billion Hit in Crossfire: Commodities(抜粋)

--取材協力:Maria Kolesnikova.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE