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ディッシュ会長がソフバンク孫社長にひとまず勝利-米進出で

米無線通信市場への参入を狙う資産 家2人の争いは、米衛星放送サービスのディッシュ・ネットワークのチ ャーリー・アーゲン会長がソフトバンクの孫正義社長にひとまず勝利を 収めた。

米無線通信会社クリアワイヤの取締役会は12日、過半数株主である 米携帯電話サービス会社スプリント・ネクステルの提案を退け、ディッ シュから提示されている1株当たり4.40ドルの買収案を支持した。スプ リント買収によるクリアワイヤ取得が米国進出計画の要であるソフトバ ンクにとって、これは大きな打撃となった。ソフトバンクはディッシュ とスプリント買収合戦を繰り広げている。

スプリントは今週、ソフトバンクからの216億ドル(約2兆600億 円)の買収案を支持。より高い価格を提示したディッシュ案は「行動可 能な」対抗案ではないとした。BTIGのアナリスト、ウォルト・ピエ シク氏は、ディッシュがスプリントの保有分以外のクリアワイヤ株を取 得できれば、スプリントはソフトバンクが最善の買い手なのか再検討を 迫られる可能性があると指摘。クリアワイヤとその貴重な周波数帯を完 全に支配できなければ、スプリントは第4世代ネットワーク計画を実行 できなくなるだろうと説明した。

ピエシク氏は「スプリントはクリアワイヤを取得できなければ、第 4世代ネットワーク計画の多くを実現するのに必要な周波数帯も得られ ない」と述べ、「クリアワイヤがディッシュを推奨している以上、アー ゲン氏がスプリントとクリアワイヤの両方の取得で優位に立っている」 と分析した。

一方、孫氏はスプリント争奪戦と並行して、クリアワイヤの買収合 戦でスプリントが勝利できるようさらに資金提供を余儀なくされる可能 性がある。スプリントは、ディッシュによる「最善かつ最終」の再提案 の提示期限を18日に設定している。

原題:Dish’s Ergen Wins Round in Billionaire Duel With Clearwire Move(抜粋)

--取材協力:Alex Sherman.

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