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トヨタ副会長:BMWとのスポーツカーは「スープラ」後継意識

トヨタ自動車の内山田竹志副会長は 独BMWと共同開発を進めるスポーツカーについて、過去に販売してい た「スープラ」の後継車種に位置づけられるような、ミッドサイズ車が 望ましいとの考えを示した。

内山田氏は12日に大阪市内で取材に応じ、共同開発するスポーツカ ーについて、富士重工業と共同開発して昨年4月に発売した「86」 (ハチロク)と「同じものをつくってもしょうがない」と指摘。86よ り車格が上のスープラの「後継ポジションみたいなものがほしい」と話 した。実際の商品開発はチーフエンジニアが決めるとも述べた。

トヨタのウェブサイトによると、スープラの初代は1986年の発売 で、3リッターと2リッターエンジンを搭載。2代目は93年の発売で、 価格(東京)は290万円から472万円。一方、小型スポーツカーの86は 2リッターエンジン搭載で、価格は199万円から。

環境技術で協力を進めていたトヨタとBMWは昨年6月、スポーツ カーや燃料電池システムの共同開発など協力関係強化で合意したと発 表。今年1月にはリチウム空気電池技術や軽量化技術の共同研究開発で 正式契約を締結したと発表。スポーツカーでは、共通プラットフォーム (車台)コンセプト決定のため、年内完了を目指して事業化調査を開始 するとしていた。

トヨタ広報担当の布施直人氏は、共同開発車について「まだ何も決 まっておらず、コメントできない」と話した。

国内市場では、若者の車離れ、販売頭打ち、人気があるのは低燃費 で環境性能に優れた小型の車という状況の中、トヨタは昨春、86を投 入。車好きとして知られ自らモータースポーツの国際C級ライセンスを 持つ豊田章男社長の就任以降、トヨタはスポーツタイプ車の開発を加速 させている。

内山田氏は会長昇格が内定しており、14日に開催予定のトヨタの株 主総会などを経て正式に決まる見通し。経団連副会長も務め、この日は 大阪市内のホテルで開かれたイベントに参加していた。

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