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実はハンズフリーの方が危険、運転中の携帯電話-米調査

米国でトヨタ自動車が提供する「エ ンチューン」やフォード・モーターの「シンク」を使った音声入力方式 によるやりとりが実は、携帯電話で実際に話すよりも運転手の注意を散 漫にさせるとの調査結果が公表された。

米国自動車協会(AAA)が12日発表したリポートによれば、運転 中に音声入力でテキストメッセージを友人に送ると、注意力が「大き く」低下する。ハンドルを握りながらの電話や同乗者と会話する場合の 注意力は「まあまあ、かなり」低下、音楽やオーディオブックを聴く時 の低下は「小さい」という。

自動車メーカーはこれまで、運転中にハンドルから手を離して携帯 電話を持って通話するよりも安全だろうとして、音声入力のメッセージ システム普及を働き掛けてきた。こうしたシステムは今年、世界中で 約900万台の自動車に搭載・販売され、この数字は2018年までには6200 万台を超えると、調査会社ABIリサーチ(ロンドン)は3月のリポー トで指摘した。

今回の調査に取り組んだユタ大学の研究員、ジョエル・クーパー氏 は「ハンズフリーのシステム普及に向けた動きの中では、一つの問題を 解決しても別の問題が出てくる可能性がある」と指摘した。

米運輸安全委員会(NTSB)のハースマン委員長はハンズフリー を含め、運転中の電話は全面禁止すべきだとしており、この呼び掛けを AAAの調査が後押ししそうだ。米運輸省道路交通安全局 (NHTSA)は「AAAがこの日公表した新たな調査を承知してお り、その結果を検証する」との声明を電子メールで同日配布した。

原題:Brain Can’t Text While Driving Even Hands Free, AAA Reports (1)(抜粋)

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