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米LNGブーム、アジアへの恩恵少ない-「安価なガスはない

米国をエネルギー自立に向かわせて いるシェールブームだが、アジアの消費者にとって恩恵は少ないよう だ。

コンサルティング会社FACTSグローバル・エナジーのフェレイ ドン・フェシャラキ会長は10日、クアラルンプールで開かれた会議で 「安価なガスはない。100万BTU(英国熱量単位)当たり少なくと も12ドルか13ドルは払わないといけない」と述べた。米国内価格は約4 ドル。

調査会社エナジー・インテリジェンス・グループの5日の発表によ ると、北東アジアの液化天然ガス(LNG)現物価格は14.50ドル。シ ェニエール・エナジー(ヒューストン)は4月のプレゼンテーション で、米国の天然ガス価格が約4ドルの場合、アジアの輸入価格は 約10.60ドルとの推計を示した。

アジアのLNG価格は米国の天然ガス価格の約4倍。福島第一原子 力発電所の事故後、ほとんどの原発が停止している日本で代替燃料とし て過去最高まで需要が増えているほか、中国もよりクリーンな燃料とし て利用を促進している。

マレーシア国営石油会社ペトロナスのシャムスル・アザル・アッバ ス社長兼最高経営責任者(CEO)は10日、「LNGが安価だというの は誤った考えだ。エネルギーの実需業者は、エネルギー安全保障の観点 から、再投資のためのプレミアムが上乗せされる必要があることを理解 しなければならない」と述べた。

原題:LNG Boom No Comfort as Petronas Sees Cheap U.S. Gas Fallacy (1)(抜粋)

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