特殊ペプチドによる創薬研究開発を 行い、11日に東京証券取引所マザーズに新規株式公開(IPO)したペ プチドリームが上場2日目のきょう、ようやく初値を形成した。公開価 格の2500円に対し、3.2倍となる7900円だった。上場初日は5750円買い 気配のまま終えていた。

同社は2006年7月に設立され、東京都目黒区に本社を置く東京大学 発のバイオベンチャー。特殊ペプチドから医薬品候補物質を創製する事 業に特化。会社独自の創薬開発プラットフォームシステムを活用し、国 内外の製薬企業との共同研究開発の下、新しい医薬品候補物質の研究開 発を行う。特殊ペプチドは、生体内タンパク質を構成する20種類のL体 アミノ酸だけでなく、特殊アミノ酸と呼ばれるD体アミノ酸、Nメチル アミノ酸などを含むペプチドを指す。

13年6月期の単体業績計画は、売上高が前期比2.5倍の6億6900万 円、営業損益は前期の1800万円の赤字から1億7100万円の黒字に転換す る見通し。1株純利益は12円28銭を見込む。同社は上場に際し、公募 で166万株の新株を発行、オーバーアロットメントを含む売り出しは144 万5000株。調達した資金は、アライアンス(共同研究開発)事業の強化 のための設備投資、新規研究設備投資などに充てる予定だ。主幹事はみ ずほ証券が務めている。

国内株式市場でのIPOは、5月の大型連休を挟んで小休止状態に あったため、ペプチドリームの新規上場は4月25日にマザーズに上場し た競売比較サイトのオークファン以来、およそ1カ月半ぶりだった。

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