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6月11日の欧州マーケットサマリー:株続落、日銀が現状維持

欧州の為替・株式・債券・商品相 場は次の通り。 (表はロンドン午後6時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3280   1.3257
ドル/円             96.91    98.76
ユーロ/円          128.69   130.93


株              終値   前営業日比 変化率
ダウ欧州株600  291.74     -3.48    -1.2%
英FT100     6,340.08   -60.37     -.9%
独DAX      8,222.46   -85.23    -1.0%
仏CAC40    3,810.56   -53.80    -1.4%


債券          直近利回り 前営業日比
独国債2年物      .21%        +.01
独国債10年物     1.60%       .00
英国債10年物     2.17%       +.03


商品                  直近値   前営業日比 変化率
金   現物午後値決め  1,374.25    -9.00     -.65%
原油 北海ブレント        102.62     -1.33    -1.28%

◎欧州株:続落、日銀の現状維持に失望-ルグランとICAPが安い

欧州株式相場は続落。日本銀行がこの日の金融政策決定会合で追加 措置を見送ったほか、米金融当局が債券購入ペースを縮小するとの観測 から米国債相場が急落したことが手掛かり。

フランスの電気器具メーカーのルグランは4.1%安。同業のウェン デルが保有するルグラン株の残り1440万株を売却したことが嫌気され た。銀行間取引の仲介業者、ICAPは3.6%下げた。クレディ・スイ ス・グループが売り銘柄に指定した。銅相場が4営業日続落したことを 背景に英豪系鉱山会社BHPビリトンが大きく下げ、鉱山株の指数 は2009年以来の安値となった。

ストックス欧州600指数は前日比1.2%安の291.74で終了。一時 は2.1%下げ、7週間ぶりの安値を付けた。欧州中央銀行(ECB)の 新たな国債購入プログラムに関する審理がドイツ連邦憲法裁判所で始ま ったことも影響した。同指数は5月22日以来、6.1%下げている。

スイスのルツェルナー・カントナルバンクのトレーダー、ペータ ー・ビュルグラー氏は「市場の不透明感は非常に大きい」とし、「不透 明感の一部は今も米当局による刺激策縮小をめぐる懸念から来ており、 ドイツ裁判所の審理が要因のものもある。市場はこれらすべてを抱えき れず、投資家は距離を置いている」と語った。

米10年債利回りは一時、8ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)上昇し2.29%と、2012年4月以来の高水準となった。元ゴー ルドマン・サックス・アセット・マネジメント会長のジム・オニール氏 はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、米国債利回りが 4%に向けて上昇するという考えに投資家は慣れる必要があると発言し た。

この日の西欧市場では、18カ国全てで主要株価指数が下落した。フ ランスのCAC40指数は1.4%安となったほか、ドイツのDAX指数は 1%、英FTSE100指数は0.9%それぞれ下げた。ギリシャのアテネ総 合指数は4.7%の大幅安。前日も4.7%下げていた。

原題:European Stocks Fall for Second Day as BOJ Adds No New Stimulus(抜粋)

◎欧州債:総じて安い、日銀政策据え置きやドラギ総裁発言を受け

11日の欧州債相場は総じて安い。日本銀行がこの日の政策決定会合 で金融緩和拡大を打ち出さなかったことから、主要な中央銀行が債券購 入を増やすとの観測が後退した。

スペイン10年債利回りは2カ月ぶり高水準となったほか、ポルトガ ルとアイルランドの国債も値下がり。欧州中央銀行(ECB)のドラギ 総裁は10日にドイツのテレビ局に対し、債券購入の実施は価格がファン ダメンタルズから逸脱した場合に限ると語った。ドイツ10年債利回りは 一時、約3カ月ぶりの高水準に達した。ドイツ連邦憲法裁判所ではこの 日、ECBの国債購入プログラムに関する審理が始まった。

コメルツ銀行の金利ストラテジスト、ミヒャエル・ライスター氏 (ロンドン在勤)は「極めて低い資金調達コストは不変ではないと認識 されつつあり、こうした見方がユーロ圏債券市場に浸透している」と発 言。「ボラティリティが引き続き高いのに加え、日銀が実際に何を達成 するのかという結論はまだだ。欧州債には圧力がかかっており、見通し は悪そうだ」と続けた。

ロンドン時間午後4時14分現在、スペイン10年債利回りは前日比7 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し4.66%。一時 は4.76%と、4月9日以来の高水準となった。同国債(表面利 率5.4%、2023年1月償還)価格は0.525下げ105.595。

同年限のイタリア国債利回りも7bp上げ4.36%。一時は18bp上 昇し4.47%となった。

ドイツ10年債利回りは1.60%で、前日からほぼ変わらず。2月20日 以来で最高の1.66%まで上昇する場面もあった。

英国債は4営業日続落。10年債利回りは約4カ月で最高となった。 この日の37億5000万ポンド相当の10年債入札では、応札倍率が前回を下 回った。2年債も値下がりし、利回りは昨年4月以来初めて0.5%を超 えた。4月の英鉱工業生産が予想に反して増加したことが要因。

ロンドン時間午後5時現在、既発の英10年債(表面利 率1.75%、2022年9月償還)利回りは3bp上昇の2.17%。一時は2 月14日以来最高の2.24%に達した。価格は0.25下げて96.47。2年債利 回りは4bp上昇の0.47%。昨年3月以来で最も高い0.51%を付ける場 面もあった。

原題:European Bonds Slide After BOJ, Draghi Damp Central-Bank Bets(抜粋) 原題:Gilt Yields Climb to Four-Month High as Demand Falls at Auction(抜粋)

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