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ソフトバンク:スプリント買収提示額を約216億ドルに引き上げ

国内通信3位ソフトバンクは11日、 米携帯電話3位スプリント・ネクステルに対する買収提示額を7.5%引 き上げて約216億ドル(会社発表で約1兆8000億円)にしたと発表し た。同社はスプリント買収で米衛星テレビのディッシュ・ネットワーク と競い合っている。

同社はこれまで、スプリントの株式70%に対し約201億ドルの買収 額を提示していた。今回、株式取得価格を1株当たり7.3ドルから7.65 ドルに引き上げ、取得比率も78%に拡大した。ディッシュは4月15日に ソフトバンクの当初提案を上回る255億ドルの買収額を提示していた。

ソフトバンクの発表資料によると、スプリントの取締役会は増額提 案を既に承認しており、株主にも賛成するよう推奨している。スプリン トはディッシュが最終的な提案を行う期限を18日に設定するととも に、12日に予定していた臨時株主総会を25日に延期した。ただ、ディッ シュ案については「より良い提案にならない可能性が強い」との声明を 発表している。

ソフトバンクの提案が受け入れられれば7月上旬に手続きが完了 し、ソフトバンクの移動通信事業体としての売上高は世界3位になる。 米投資ファンドのポールソンはソフトバンクの提案に賛成すると表明し た。ブルームバーグ・データによると、ポールソンはスプリント第2位 の株主。

岩井コスモ証券の川崎朝映アナリストは、ソフトバンクが買収を確 実にするために「許容可能な範囲で足場を固めている」と指摘した。

10時8分現在、同社の株価は前日比1.5%高の1株5600円で取引さ れている。

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