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ブラジル・レアル、一時4年ぶり安値-中銀が市場介入

10日の外国為替市場で、ブラジル通 貨レアルは対ドルで一時4年ぶり安値に下落した。ブラジル中央銀行は 同日、レアル安に歯止めをかけるため、2回にわたって為替市場に介入 した。

レアルは5営業日続落し、前週末比0.7%安の1ドル=2.1471レア ルで取引を終了。一時は1.3%値下がりし、日中取引としては2009年5 月以来の安値となる2.1594レアルまで下げた。

スタンダードチャータード銀行のエコノミスト、イタロ・ロンバル ジ氏はニューヨークからの電話インタビューで、「心理的に重要な水準 にきている」と指摘。「このまま下落を許せばレアルの一段安が容易に 進みかねないが、そうなれば行き過ぎだろう」と述べた。

レアル安に伴い輸入物価とインフレ率の上昇懸念が広がっており、 ブラジル中銀はこの日2回にわたって総額21億ドル(約2100億円)相当 の通貨スワップ入札を実施。ブラジルのインフレ率はすでに中銀目標レ ンジの上限に達している。

経済失速の兆候に加え、米連邦準備制度理事会(FRB)が債券購 入プログラムを縮小するとの懸念から、レアルはここ3カ月で8.9%下 落。ブルームバーグのデータによると、16主要通貨の中でレアルは南ア フリカ共和国のランドに次いで2番目に大きく下げている。

原題:Brazilian Real Touches a Four-Year Low, Prompting Interventions(抜粋)

--取材協力:Gabrielle Coppola.

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