コンテンツにスキップする

シェールブームでOPECの価格決定力低下へ-上値120ドルか

新技術を利用したシェールブームで 石油輸出国機構(OPEC)の価格決定力が低下し、原油の上値は1バ レル当たり120ドルとの見方をサウジアラビア国営石油会社サウジアラ ムコの元油田管理責任者、ナンセン・サレリ氏が示した。

現在はクオンタム・リザボー・インパクト(ヒューストン)の最高 経営責任者(CEO)を務めるサレリ氏は、新技術により最大で計9兆 バレルの非在来型油田が開発され、北米で起きたシェールブームがロシ ア、中国、ブラジルにも広がる可能性があると指摘した。これにより、 世界の原油供給の約40%を占めているOPECの影響力がそがれるとい う。

サレリ氏は7日、ニューヨークでのインタビューで「既にOPEC 中心ではない時代に入った。今後の増産によって原油価格は安定性を増 し振れ幅が小さくなるだろう」と語った。

水圧破砕や水平掘削などの技術の活用により米国では原油生産が20 年ぶりの高水準にまで増え、同質の原油を生産しているナイジェリア、 アルジェリアなど一部のOPEC加盟国からの輸入が減っている。 OPECは5月31日の総会で、シェールブームに懸念を深め調査する方 針を示した。

原題:Shale Boom Curbing OPEC’s Grip as Saleri Sees Oil Capped at $120(抜粋)

--取材協力:Asjylyn Loder、Grant Smith.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE