コンテンツにスキップする

トルコ・リラが1年ぶり大幅安-首相がデモ参加者に警告

トルコの通貨リラは約1年ぶり大幅 安となり、同国株式市場では銀行株が急落した。エルドアン首相がデモ 参加者をけん制したほか、反政府デモから利益を上げようとしていると して投機家を非難したことが背景にある。

イスタンブール時間午後9時25分(日本時間11日午前3時25分)現 在、リラは1.2%安の1ドル=1.8980リラと、2012年5月以来の大幅安 となった。指標となる株価指数ISEナショナル100指数は2.5%安。時 価総額でトルコ最大の銀行、ガランティ銀行は3.4%下げた。

エルドアン首相は先週末、デモ参加者の代表者と会う用意があると 支持者に話したものの、抗議活動を続けるつもりなら「彼らが理解でき る言葉で回答しなければならない」と述べた。1週間余りにわたる衝突 で少なくとも3人が死亡。警察当局が5月31日にイスタンブールのタク シム広場でデモを取り締まって以来、デモ参加者はエルドアン首相が独 裁色を強めていると批判している。

スタンダード・バンクの新興市場担当主任エコノミスト、ティム・ アッシュ氏は電子メールを通じて配布したリポートで、エルドアン首相 の「メッセージは妥協しない姿勢を示しており、タクシム広場などでの デモ参加者は過激主義者、略奪者、非民主的な少数派であり、彼らに屈 服するつもりはないとしている」と指摘した。

同首相は9日、政府は株式投機家の「喉を絞める」だろうと語っ た。また、民間銀行が政府に敵対していると主張し、預金を国営銀行に 移すよう支持者に呼び掛けた。

原題:Lira Sinks Most in Year as Erdogan Warns Protesters, Bankers(抜粋)

--取材協力:Taylan Bilgic.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE