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今日の国内市況(6月10日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株ことし最大の上げ、米雇用伸びや円高一服好感-全33業種高い

東京株式相場は4営業日ぶりに大幅反発した。米国の5月の雇用統 計で雇用者数が予想以上に伸びたことや為替の円高一服を受け、東証1 部銘柄の9割以上が上げる全面高。自動車や電機など輸出関連、鉄鋼な ど素材関連、証券など金融株の上げが目立ち、33業種全てが高い。

TOPIXの終値は前週末比55.02ポイント(5.2%)高 の1111.97、日経平均株価は636円67銭(4.9%)高の1万3514円20銭。 TOPIXの終値での1100回復は4日ぶりで、TOPIXと日経平均の 上昇率は東日本大震災直後の2011年3月16日以来、2年3カ月ぶりの大 きさ。

富国生命保険の山田一郎株式部長は、「米国の雇用統計は適度な内 容だった」と指摘。為替が一時的なドル安・円高水準から「3円も円安 方向へ戻っており、チャートの長い下ひげから判断しても、円高局面は 先週末で止まったとの見方がある」と話した。

●債券は上昇、日銀政策期待で中期ゾーンに買い-先物は限月交代

債券相場は上昇。日本銀行による政策対応への期待などを背景に中 期ゾーンなどへの買いが相場を押し上げた。一方、先物市場では中心限 月が期先限月の9月物に移行した。

東京先物市場で、9月物の日中売買高は3.3兆円弱と6月物の1.9兆 円強を上回った。9月物は前週末比22銭安の142円58銭で始まり、直後 に142円52銭まで下落。しかし、この水準では買いが優勢となり、一時 は143円26銭に上昇。その後は143円前後でもみ合いとなり、結局は14銭 高の142円94銭で引けた。

三井住友アセットマネジメントの深代潤シニアファンドマネジャー は中期ゾーン金利の落ち着きもあって「短期的には好需給がフォーカス されやすい」と述べた。日銀があすの金融政策決定会合で「何らかの対 応策」を打ち出すとの期待があり、米国景気も先行きを楽観視できるほ どの回復には至らないため「足元で国内景気や物価上昇期待も高まら ず、債券は押し目買い意欲が徐々に回復する」と予想した。

●円下落、日本株大幅反発で売り優勢-リスク回避後退で対ドル98円台

東京外国為替市場では円が下落。日本株の大幅反発を背景にリスク 回避に伴う円高圧力が後退するとの見方が広がり、円を売る動きが優勢 となった。

ドル・円相場は朝方に1ドル=97円台半ばから一時98円43銭まで円 売りが先行。その後、国内経済指標が予想を上回ったこともあり、いっ たん97円70銭付近まで値を戻したが、午後には再び円がじり安となり、 2営業日ぶりの円安水準となる98円44銭を付けた。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラ テジストは、米量的緩和の早期出口期待は少し遠のいたが、5月の米雇 用統計の内容を受け、「早期でなくても、遅かれ早かれどこかではやる だろうという期待は維持された」と指摘。一方、「日本に関してはその うちまた追加緩和をやるのではないかという雰囲気がある」と話した。

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