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中国:元鉄道相、賄賂約10億円受け取る-検察が初公判で指摘

中国で収賄の罪で起訴された元鉄道 相、劉志軍被告の初公判が9日開かれ、世界最大の高速鉄道網の建設を 進める中で起きた汚職の実態が明らかになった。

劉被告(60)は、11人に対してプロジェクトの受注や昇進などで便 宜を図る見返りに、1986年から2011年の間に6460万元(約10億3500万 円)の賄賂を受け取った。国営新華社通信が検察の起訴状を基に報じ た。判決は後日発表される。

AP通信が劉被告の弁護士の話を基に伝えたところによると、同被 告は9日の公判で罪状を認めて改悛の情を表明し、自身の供述を読み上 げながら涙を流したという。

2兆8400億元の債務を抱える鉄道網建設を推進した劉被告は、11年 に鉄道相を更迭され、昨年には共産党から追放された。

今回の鉄道建設をめぐる汚職は、11年7月に40人が死亡した高速鉄 道衝突事故と合わせ、中国で拡大するインフラ整備の安全性をめぐり懸 念が広がっていることを示している。

習近平国家主席は汚職がもたらす脅威を認め、昨年11月に共産党総 書記に就任した後、当局者や国有企業に対する浪費抑制キャンペーンを 開始。政府が官僚主義の弊害を減らすとともに汚職防止を目指す中、鉄 道省は今年解体された。

原題:China Ex-Rail Chief Charged With Taking Millions in Bribes (1)(抜粋)

--取材協力:Xin Zhou.

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