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米監視プログラムめぐる報道、情報源は元CIA職員-WP紙

米紙ワシントン・ポスト(WP)と 英紙ガーディアンは、米政府による秘密の情報収集活動に関する情報提 供者は29歳の米国人、エドワード・スノーデン氏であったことを明らか にした。両紙は先週、テロ活動の阻止を目的に米政府が電話やインター ネット関連のデータを極秘に収集していると伝えた。

両紙によると、技術アシスタントとして米中央情報局(CIA)で の勤務経験があるスノーデン氏は記者に情報を提供し、自発的に身元を 明らかにした。同氏は現在、米コンサルティング会社ブーズ・アレン・ ハミルトン・ホールディングの社員で、この4年間は複数の企業の社員 として米国家安全保障局(NSA)で働いていたという。

スノーデン氏の身元が公になる前、オバマ政権は両紙が報じた米政 府監視プログラムの情報源を追跡していると発表。クラッパー米国家情 報長官は9日夜放送予定のNBCテレビの番組「ナイトリー・ニュー ス」でのインタビューで、機密情報の暴露で米国の安全保障が「著しく 損なわれている」と語った。発言内容はインタビュー原稿に基づく。

スノーデン氏はガーディアンとのインタビューで、情報提供によっ て訴追などの報いを受ける可能性があると述べながらも、テロの時代の プライバシー問題について広範な議論を呼び起こすために身元を明らか にすると語っていた。

ノースカロライナ州エリザベスシティー出身の同氏は、5月20日に 米国を離れた後、香港のホテルに身を潜めているとガーディアンは伝え ている。

米国家安全保障会議(NSC)のケイトリン・ヘイデン報道官は電 子メールでコメントを控えた。司法省のアンドルー・エームズ報道官に もコメントを求めたが、今のところ返答はない。CIAのプレストン・ ゴルソン報道官は現時点で発表するコメントはないと語った。ホワイト ハウスのジョシュ・アーネスト報道官もコメントすることはないと述べ た。

ブーズ・アレンはウェブサイトに掲載した文書で、スノーデン氏に 関する報道は「驚きで、事実なら当社の行動規範および基本的価値観を 著しく侵害する行為だ」とし、同社は当局の調査に緊密に協力する意向 を示した。スノーデン氏の同社での勤務歴は3カ月未満だという。

原題:Ex-CIA Employee Named as Source of U.S. Surveillance Reports (2)(抜粋)

--取材協力:Mike Dorning、Silla Brush、Chris Strohm.

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