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今日の国内市況(6月7日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株は3日続落、輸出や素材中心幅広く売り-マザーズ連日で崩落

東京株式相場は3日続落。円相場の一段高を受けて企業収益の上振 れ期待が後退、自動車やゴム製品など輸出関連、鉄鋼など素材関連株中 心に東証1部銘柄の8割以上が売られた。国内新興市場はきょうも下げ がきつく、東証マザーズ指数の下落率は連日で10%を超えた。

午後には年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の中期計画 変更に関する報道を受け、先物主導で一時プラスに転じるなど引き続き 振幅は大きい。TOPIXの終値は前日比13.82ポイント(1.3%)安 の1056.95、日経平均株価は26円49銭(0.2%)安の1万2877円53銭で、 日経平均の高安値幅は558円に及んだ。

アストマックス投信投資顧問の山田拓也ファンドマネジャーは、 「来週のメジャーSQ(先物・オプションの特別清算値算出)までは不 安定な相場展開が続く」と指摘。ただ、日本株は短期間に下げ過ぎてお り、「米国市場が大きく下がるような展開にならない限り、そろそろ反 発基調に転じるタイミング」との見方を示した。

●債券先物は上昇、円高・株安受け-GPIF中期計画見直しを警戒

債券市場で先物相場は上昇。外国為替市場での円高基調や株安が買 い手掛かり。一方、厚生労働省が年金積立金管理運用独立行政法人 (GPIF)の中期計画の変更で説明すると伝わり、午後に入って長期 債を中心に売りが優勢となった。

東京先物市場で中心限月の6月物は前日比39銭高の143円41銭で取 引開始。午後に入ると円高・株安を受けて水準を切り上げ、一時は143 円52銭と日中取引で5月10日以来の高値を付けた。しかし、直後から水 準を切り下げ、142円73銭まで下げた。取引終盤に再び上昇に転じて、 結局は9銭高の143円11銭で引けた。

JPモルガン・アセット・マネジメントの塚谷厳治債券運用部長 は、「円高・株安で債券市場には買いが先行した」と説明。日銀の長期 国債買い入れオペについては「強かった印象だ。特に残存期間5超10年 以下は強かった」と話した。

●円は全面高、対ドルで2カ月ぶり高値-GPIF計画めぐり伸び悩み

東京外国為替市場では円が全面高となり、対ドルでは一時4月初旬 以来の高値を付けた。前日の海外市場の円買いの流れを引き継いだ。麻 生太郎財務相が介入の可能性に否定的な発言をしたことも円買いを促し た。

午後4時29分現在の円は主要16通貨全てに対して上昇。ドル・円相 場は日本株が午後に下げ幅を拡大した際に1ドル=95円55銭と2カ月ぶ りの円高値を付けた。その後に年金積立金管理運用独立行政法人 (GPIF)が中期計画の変更を発表すると伝わり株価が下げ渋ると、 円が伸び悩む場面があった。

クレディ・アグリコル銀行外国為替部の斎藤裕司ディレクターは、 相場の動きについて、「きのうの海外で急落した流れが続いている。海 外勢は麻生財務相の介入、法人税引き下げに否定的な発言にも反応して ドル・円を売っているようだ。米雇用統計については、ADPも弱めだ ったので楽観できない」と話した。

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