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PIMCOグロース氏:質の高い債券への投資継続

米パシフィック・インベストメン ト・マネジメント(PIMCO)のビル・グロース氏は金融市場でのリ スクが高まりつつあるとして、質の高い債券への投資を続ける考えを示 した。同氏の旗艦ファンドは5月に2011年以来で初めて顧客資産が流出 した。

同氏は6日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「米 国債がここ数週間、最も投資すべき金融資産だったのは間違いない」と した上で、株式や高利回り債、為替、新興市場債は全て「混乱状態」に あると指摘した。

米国債をはじめ世界の債券は5月、過去9年間で最悪のパフォーマ ンスとなった。各国金融当局がいずれ量的緩和を縮小させるとの観測を 背景に債券の売りが膨らんだ。こうした中で、グロース氏が運用する PIMCOトータル・リターン・ファンド(運用資産2930億ドル)の過 去1カ月間の運用成績はマイナス2.1%となった。

グロース氏は4月30日時点で、トータル・リターン・ファンドの米 国債比率を39%と、10年7月以来で最高に引き上げていた。

インタビューで同氏は「PIMCOとしてはこれまで質の高さを重 視し、低利回りおよび将来の低リターンという観点でリスクを認識して いたことはプラスだった」と述べた。

グロース氏は米インフレ連動債(TIPS)をPIMCOが保有し ているとし、理由として向こう3-5年間にインフレが見込まれるため だと説明した。ただ短期的には経済成長の鈍化や株価下落に伴い、イン フレは引き続き抑制されると予想した。

原題:Gross Sticks With High-Quality Debt After Treasury Selloff (2) (抜粋)

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