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「生前遺言」は国際的な相続争いに発展も-AIGのCEO

米保険会社アメリカン・インター ナショナル・グループ(AIG)のロバート・ベンモシュ最高経営責任 者(CEO)は、経営に行き詰まった金融機関の事業整理の道筋を示す 「生前遺言」について、国際的な争いに発展しかねないと警告した。

ベンモシュCEOは5日のニューヨークでの会議で、事業解体のプ ロセスを遺産相続に例え、資産分配の方法をめぐって争いが生じると予 想。「子供らを集めて、これはおまえにやることに決めた。これはおま え、あれはおまえに譲ると話すと、子供たちが『ちょっと待ってくれ』 と突然異議を唱える。子供とはこの場合、各国や法的な管轄区域を指 す」と発言した。

米政府の管理下に置かれたAIGは、これまでに米国以外の生命保 険部門を含む600億ドル(約6兆円)余りの資産を売却した。ベンモシ ュCEO(69)は、AIGが約130カ国の顧客向けに業務を行い、事業 解体の方法について既に徹底的に考え抜いたとしながらも、異なる管轄 区域の監督当局から矛盾する要求を突き付けられる将来の可能性を懸念 していると語った。

原題:AIG Chief Says Living Wills Risk Clash of Nations Over Assets(抜粋)

--取材協力:Jesse Hamilton.

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