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商品のリターン、株式下回る状態続く-強気相場終了との見方

商品相場のパフォーマンスが株式を 半年間にわたって下回り、過去約15年で最長となっている。世界景気が 拡大する中、米ゴールドマン・サックス・グループとシティグループは 約10年間続いた商品の強気相場の終了を予想している。

商品24銘柄で構成するS&P・GSCIスポット指数のパフォーマ ンスは半年間にわたって株式のMSCIオールカントリー世界指数を下 回っており、1998年以降で最長となっている。ヘッジファンドによる米 国の商品18銘柄の先物とオプションの買い越しは、1年4カ月ぶりの高 水準に達した昨年9月以降、51%落ち込み、ファンドは6銘柄について 弱気姿勢を示している。ゴールドマンは先月、エネルギーと工業用金属 価格が上昇するものの農産物と貴金属が下落するため、商品の1年間の リターンはプラス1.6%になるとの見通しを示した。

EPFRグローバルによると、今年に入って世界の株式市場に1820 億ドル(約18兆円)が流入する一方、商品ファンドからの投資資金流出 額は過去最高の233億ドルに達した。商品相場が過去約10年間で2倍以 上に上昇したため、鉱山や農地、油田の拡張が進み供給は過剰になりつ つある。

ファースト・アセット・インベストメント・マネジメント(トロン ト)で27億カナダ・ドル(約2600億円)相当の運用を手掛けるジョン・ スティーブンソン氏は「商品投資を避けるべき局面があり、今はその一 つなのだと思う」と指摘。「在庫が積み上がり供給も顕在化している場 合には常に、価格には下押し圧力がかかるだろう。商品にとって真の問 題は需要の源である中国が軟調であるということだ」と述べた。

S&P・GSCI指数は年初来で3.1%低下。MSCI指数は昨年 末以降、6.5%上昇している。

原題:Goldman Sees Bull Run Over as Returns Trail Stocks: Commodities(抜粋)

--取材協力:Tony C. Dreibus.

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