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メルケル独政権、EU財政協定めぐり野党支配の州と対立

ドイツでは欧州連合(EU)財政協 定を実施する国内法の制定について、国政野党が支配する州が阻止を辞 さない構えを示している。9月の総選挙を控え、ユーロ圏全体に財政規 律を強く求めているメルケル首相にとってマイナス材料だ。

メルケル政権はこれらの州と財政協定をめぐって対立。州が要求し ている学校などインフラ支出を支える追加予算などが争点となってい る。5日にはこうした対立の解消に向けて調停委員会がベルリンで開か れる。

国政では野党の社会民主党(SPD)に所属するラインラント・プ ファルツ州のキュール財務相は電話取材に対し、「連邦政府が動かなけ れば、州は財政協定を通さない決意だ」と発言。「メルケル首相は財政 協定がなぜドイツでまだ実施されていないかをEUに説明する必要が生 じるだろう」と述べた。

こうした行き詰まりは、9月22日の総選挙で3期目を目指すメルケ ル首相にとって痛手だ。同首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)の 党綱領には、財政協定にある債務上限を「厳格に」に守るようユーロ圏 各国に強く求める選挙公約が盛り込まれている。

各州代表などで構成される連邦参議院(上院)で財政協定の法制化 案は3月、今年2回目の否決となった。上院で過半数議席を占める野党 のSPDと緑の党が法案に反対した。

原題:Merkel’s Fiscal Pact Risks Pre-Election Showdown as States Rebel(抜粋)

--取材協力:Brian Parkin.

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