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ECBの切迫感後退、信頼感回復で金利据え置きへ-6日政策委

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総 裁は6日、ユーロ圏の歴史で最長のリセッション(景気後退)でも追加 利下げを正当化するほどではなく、年内に景気回復の兆しが見え始める との認識を示して投資家を安心させる公算が大きい。エコノミストらが こう予想している。

ノルデア銀行やノムラ・インターナショナルのエコノミストらによ れば、ECB当局者は今年の経済見通しを全体としては下方修正する必 要があるとしても、過去最低水準への政策金利引き下げから1カ月を経 て投資家や起業家、消費者のセンチメントが改善していることをドラギ 総裁は強調する見込み。

ノルデア銀行のエコノミスト、アンダース・スベンセン氏は「年後 半の緩やかな回復見通しは引き続き有効だろう」と述べ、「センチメン トはかなりしっかりとした状態が続いており、主要な統計も改善してい る。先月の会合前に高まっていた切迫感に代わって今回は落ち着いたム ードが広がっている」と指摘した。

ドラギ総裁の5月の発言を受け、投資家の間ではECBが検討し得 る追加利下げや中銀預金金利のマイナス圏への引き下げなどを含む一段 の景気支援策をめぐり思惑が広がった。それ以来当局者は、ユーロ圏の リセッションが1-3月(第1四半期)も続いたことなどを示すデータ が発表されたものの、差し迫った行動への期待の払拭(ふっしょく)を 目指している。

ブルームバーグ・ニュースのエコノミスト調査によると、6日の政 策委員会が政策金利を0.5%に据え置くと予想したのは回答者59人中57 人だった。0.25ポイントの利下げを予想したのはモルガン・スタンレー とIHSグローバル・インサイトだけだった。

ECBの政策決定はフランクフルト時間午後1時45分(日本時間同 8時45分)に発表される予定で、その45分後にドラギ総裁が記者会見す る。別の調査によると、イングランド銀行(英中央銀行)は資産購入枠 を3750億ポンド(約57兆3000億円)で維持し、政策金利を0.5%に据え 置く見通し。英中銀の決定はロンドン時間正午(日本時間午後8時)の 予定。

原題:ECB Urgency Fades as Draghi Savors Euro-Region Confidence Boost(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg、Jeff Black.

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