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米当局は最長5年は資産売却開始せず-PIMCOが予想

世界最大の債券ファンドを持つパシ フィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)は、連邦準 備制度が向こう3-5年は資産を売却しないとの見通しを示した。同期 間には米経済が完全雇用の状態に戻らないとみている。

マネジングディレクターのジョン・シモンズ氏はPIMCOの最新 の長期見通しで、米経済の今後3-5年の成長率は1.5-2.5%と予想。 エネルギー生産増加などの強い部分もあるものの、「持続不可能な財政 状況」が成長の足かせになるだろうと分析した。

また、今後数年に景気拡大が続く中で連邦公開市場委員会 (FOMC)は「政策の正常化」に向けて、現行ゼロ付近の政策金利を 引き上げ始めるだろうとも予想した。

一方で「連邦準備制度のバランスシートは数年間にわたり高水準に とどまり、積極的な資産売却の可能性は低い」とみている。米当局は現 在、月々850億ドル(約8兆4200億円)相当を購入しておりバランスシ ートは約3兆4000億ドル規模に膨張している。

PIMCOは金融市場と世界経済の乖離(かいり)が大きくなって いることからリスク資産投資を避けているとしていた。

シモンズ氏は米経済は他の先進国に比べると「修復がはるかに進ん でいる」と指摘。従ってドルは他の先進国通貨に対して長期的に上昇す る公算だとみている。より高成長の新興国通貨に対しては恐らく下落す るだろうとも予想した。

原題:Pimco Sees Fed Refraining From Asset Sales for Up to Five Years(抜粋)

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