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ユーロ圏:1-3月にリセッション深刻化-投資と輸出落ち込む

ユーロ圏では2013年1-3月(第1 四半期)にリセッション(景気後退)が深刻化した。投資と輸出が落ち 込んだためで、4-6月(第2四半期)も苦しい状況が続く恐れがあ る。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が5日発表した1-3 月の域内総生産(GDP)改定値は前期比0.2%減少。先月15日公表の 速報値と一致した。総固定資本形成は1.6%減少し、GDPを0.3ポイン ト押し下げた。1-3月GDPは前年同期比では1.1%減少と、速報値 (1%減)から下方修正された。

同日発表された4月の小売売上高は予想以上に減少したほか、5月 のサービス業経済活動は縮小した。

過去最悪の高失業率と緊縮策が内需への重しとなり、ユーロ圏は過 去最長の景気後退に見舞われている。マークイット・エコノミクスが発 表したサービス業景気指数は前月から上昇したものの、依然として活動 縮小を示した。先月利下げした欧州中央銀行(ECB)は6日の定例政 策委員会では、政策金利を過去最低の0.5%に据え置くとみられる。

キャピタル・エコノミクス(ロンドン)の欧州担当チーフエコノミ スト、ジョナサン・ロインズ氏は電話インタビューで、「ユーロ圏では 本格的な回復が全く当てにできないようだ」と指摘。「力強さがどこに も全然ない。ドイツの家計支出はやや増えたようだが、世界の需要減少 で輸出がかなり急激に減少し、設備投資も極めて弱い」と説明した。

ユーロスタットによると、1-3月の輸出は前期比0.8%減、輸入 は1.1%減少した。家計支出は0.1%増えた一方、政府支出は0.1%減っ た。

この日発表された4月のユーロ圏小売売上高指数は前月比0.5%低 下した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト22人の調査中央値で は0.2%低下が見込まれていた。前年同月比では1.1%の低下。

マークイットの発表によると、5月のサービス業景気指数(改定 値)は47.2と、先月23日公表の速報値(47.5)から下方修正された。4 月は47.0だった。同指数は50が活動拡大・縮小の分かれ目。

原題:Euro-Area’s Recession Deepens on Slump in Investment, Exports(抜粋)

--取材協力:Harumi Ichikura、Kristian Siedenburg.

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