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日銀国債買い入れオペ、応札倍率「1-3年」と「5-10年」上昇

日本銀行がこの日実施した長期国債 の買い入れオペ3本のうち、残存期間「1年超3年以下」と「5年超10 年以下」の応札倍率が上昇した。短い年限や長期ゾーンに潜在的な売り 需要が強まっていることが示されたが、落札金利が実勢を下回ったとみ られ、債券市場では買いが優勢になっている。

日銀は午前10時10分の金融調節で、「1年超3年以下」、「3年超 5年以下」、「5年超10年以下」のオペを通知。金額はそれぞれ2000億 円、5000億円、5000億円で、買い入れ日はいずれも6月7日となる。日 銀は先月30日にオペの運用を見直している。

オペ結果によると、「1年超3年以下」では9803億円の応札があ り2002億円を落札。応札倍率は4.90倍と前回の4.77倍から上昇。案分比 率は41.0%。「3年超5年以下」では1兆9719億円の応札があり5005億 円を落札。応札倍率は3.94倍と前回の4.25倍から低下。案分比率 は29.2%。「5年超10年以下」では1兆6995億円の応札があり5005億円 を落札。応札倍率は3.40倍と前回の1.40倍から上昇した。案分比率 は81.5%だった。

東短リサーチの寺田寿明研究員は、落札利回りは実勢水準をやや下 回ったと指摘。「特に3-5年と5年-10年は強め。日銀による国債買 いオペの威力が徐々に効き始めている」と分析。三菱UFJモルガン・ スタンレー証券の六車治美シニア債券ストラテジストは「応札倍率は高 かったが、市場の反応を見るとしっかりした内容ではないか。株価が急 速に軟化したこともあって買いが入りやすくなっている」と説明した。

債券市場では中期や長期ゾーンの現物債が堅調となっている。新発 5年物の111回債利回りは前日比1.5ベーシスポイント(bp)低い0.30%に 低下。10年物の328回債利回りは4bp低い0.825%に下げている。

買い入れの対象銘柄は「1年超3年以下」では2年債は317回-328 回、5年債は83回-96回(除く90回)、10年債は260回-279回、20年債 は27回、31回。「3年超5年以下」では5年債は97回-111回、10年債 は280回-292回、20年債は33回-39回。「5年超10年以下」では10年債 は293回-328回(除く308回-311回)、20年債は40回-61回となった。

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