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6月4日の米国マーケットサマリー:円は対ドルで下落、株は反落

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3086   1.3076
ドル/円             99.96    99.53
ユーロ/円          130.80   130.15


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       15,177.54     -76.49     -.5%
S&P500種           1,631.38      -9.04     -.6%
ナスダック総合指数    3,445.26     -20.11     -.6%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .30%        +.01
米国債10年物     2.14%       +.02
米国債30年物     3.31%       +.04


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,397.20    -14.70   -1.04%
原油先物         (ドル/バレル)   93.51      +.06     +.06%

◎NY外国為替市場

4日のニューヨーク外国為替市場で、主要6通貨に対するインター コンチネンタル取引所(ICE)のドル指数が上昇。米経済の成長加速 で投資家のリスク志向が高まり、高利回り資産の需要が拡大するとの見 方が背景だ。

円は対ドルで下落。1ドル=100円の節目を抜けて値下がりした。 前日は3週ぶりの高値に上昇していた。オーストラリア・ドルは主要16 通貨すべてに対して下落した。オーストラリア準備銀行(中央銀行) が、インフレ見通しからすると一段の金融緩和余地が残されているとの 見解を明らかにしたことが材料となった。

米商務省が発表した4月の貿易収支統計によると、財とサービスを 合わせた貿易赤字(国際収支ベース、季節調整済み)は前月から拡大。 支出増の可能性を示す輸入の増加が反映された。

BNPパリバの通貨ストラテジスト、バシーリ・セレブリアコフ氏 (ニューヨーク在勤)は電話取材に対し、「米国で弱い統計が1つ発表 されたからといって、全般的なドル上昇シナリオに大きな心理的影響が あるとは考えていない。特に対円での強いドルの見方に変化はないだろ う」と述べた。

ニューヨーク時間午後2時56分現在、ドルは対円で0.5%上昇して 1ドル=100円06銭。前日は円が対ドルで98円87銭と、5月9日以来の 高値に上昇する場面もあった。円はこの日、対ユーロで0.6%安の1ユ ーロ=130円90銭。ドルは対ユーロでほぼ変わらずの1ユーロ=1.3079 ドル。

ドル指数は0.2%上昇して82.788。前日は0.9%下げて5月9日以来 の水準に下げた。

◎米国株式市場

米株式相場は反落。金融緩和の規模が9月にも縮小されるとの複数 のエコノミストの見解を材料に売りが優勢になった。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前日比0.6%安の1631.38で終了。ダウ工業株30種平均は76.49ドル (0.5%)下げて15177.54ドルで終えた。

ナティクシス・グローバル・アセット・マネジメントの投資ストラ テジスト、デービッド・ラファティ氏は電話インタビューで、「金融緩 和縮小をめぐる議論の影響で値動きが一段と荒くなるのは確実だ。ここ 数日、市場の不安を背景に値動きが荒くなっている」と述べた。

ゴールドマン・サックス・グループとドイツ銀行のエコノミストは 今夏にも債券購入プログラムの縮小が始まる可能性があるとの見解を示 し、市場では緩和縮小の時期に対する懸念が高まった。

◎米国債市場

米国債市場では10年債利回りがほぼ1年2カ月ぶり高水準付近で推 移。今週発表される雇用関連の統計では雇用者の増加が見込まれてお り、金融当局が刺激策を縮小させるとの観測が強まりそうだ。

朝方上げていた株式相場が下落に転じたことを手掛かりに、国債は 下げを縮めた。ブルームバーグのエコノミスト調査によれば、ADPリ サーチ・インスティテュートが5日発表する5月の民間部門の雇用調査 では雇用の増加が見込まれている。また別のエコノミスト調査によれ ば、7日労働省が発表する雇用統計では非農業部門の雇用者数は16 万7000人増が予想されている。JPモルガン・チェースの調査によれ ば、国債投資家は今週の米国債相場について、7週連続での下落を予想 している。

BNYメロン(ニューヨーク)の資本市場部門で米国債トレーディ ングの責任者を務めるダン・マルホランド氏は「雇用関連の統計は短期 的な見通しを方向付け、目先の金利の道筋を決める」と指摘。「雇用者 数の増加幅が20万人を超えれば、金融当局が9月にも購入ペースを減速 させるとの観測が強まる可能性がある。ただ現実的には、購入減速に は20万人超の増加幅が数カ月続く必要がある」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後2時38分現在、10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)上昇の2.13%。同年債(表面利率1.75%、2023年5月 償還)価格は3/32下げて96 19/32。利回りは5月29日に2.23%と、12年 4月以来の高水準に上昇した。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は反落。世界的に株価が上昇したことを背 景に、価値保存手段としての金買いが減退した。

株価指標のMSCIオールカントリー世界指数は一時0.6%上昇。 ドルは主要通貨のバスケットに対して過去3営業日で2度目の上昇とな った。世界最大の金消費国であるインドは過去最大規模の経常赤字を縮 小するため、金輸入を抑制する措置を強化した。

ロジック・アドバイザーズのパートナー、ウィリアム・オニール氏 は電話インタビューで、「きょうは株式市場が勝ち組となっているよう だ」と指摘。「ドルの上昇や、インドでの規制強化も価格を押し下げて いる」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物8 月限は前日比1%安の1オンス=1397.20 ドルで終了した。

◎NY原油先物

ニューヨーク原油相場は小反落。米原油在庫が増加したとの見方か ら売りが優勢になった。株価の下落も影響した。

米エネルギー情報局(EIA)の在庫統計発表を5日に控えブルー ムバーグがまとめた調査では、先週のガソリンとディーゼル油の在庫が 増加したとみられている。米国株式市場ではダウ工業株30種平均が日中 ベースで3週間ぶり安値に下落した。

ショーク・グループ(ペンシルベニア州ビラノバ)のスティーブ ン・ショーク社長は「市場の需給ファンダメンタルズは依然弱い」と指 摘。「強気派にとってニューヨーク原油に固執しなくてはならない強い 根拠は見当たらない」と続けた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物7月限は前日 比14セント(0.15%)安の1バレル=93.31ドルで終了した。

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