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円は対ドルで100円乗せ、株価反発でリスク選好-ほぼ全面安の展開に

東京外国為替市場の円は対ドルで1 ドル=100円台に乗せた。朝方安く始まった日本株が上昇に転じて引け たのに伴い、リスク選好の円売りが強まった。円は主要通貨に対しても ほぼ全面安となった。

午後4時23分現在のドル・円は100円33銭前後。一時は100円42銭を 付けた。東京株式市場が通常取引を終えた後から一段の円安となった。 相場は午後からの株高進行を背景に円売り圧力が強まっていたものの、 午後3時前までは99円台を維持していた。

IG証券の石川順一マーケットアナリストは、この日のドル・円に ついて、「2つの主な材料が交錯している。まず、株価反発によるリス クオンを背景とした円売りだ。ただ、株価がこれほど反発しているの に100円突破までの勢いが鈍かったのは、米QE縮小観測の後退が株 高・ドル売りにつながる流動性相場の流れが効いている」と指摘した。

午前のドル・円は、前日のニューヨーク市場に引き続き約1カ月ぶ りの100円割れでの展開だった。金融機関の仲値公表が集中する午前10 時前後には99円33銭を付けた。米供給管理協会(ISM)が発表した米 製造業景況指数が過去4年で最も低い水準だったのを受けて、米金融当 局による量的緩和策の縮小観測が後退した流れを引き継いだ。

ただ、ドル・円は99円33銭をこの日の円高値にじりじりと円が売ら れた。午後に入り、日経平均株価が上昇幅を拡大するにつれて99円台後 半での展開に転じ、午後3時以降には円売りが一気に加速した。

この日のTOPIXの終値は前日比28.52ポイント(2.6%)高 の1125.47、日経平均は271円94銭(2.1%)高の1万3533円76銭。日経 平均の高値と安値の差は549円と、5月24日(1025円)以来の大きさだ った。円は午後4時24分現在、主要16通貨のうち14通貨に対して値を下 げた。

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