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スペインの銀行強化に「厳格な」措置必要、リスク残る-IMF

国際通貨基金(IMF)は3日、ス ペインの金融システム強化には同国とユーロ圏当局のさらなる取り組み が必要だと指摘し、ローン債権での損失にスペインの銀行が耐えられる ことを確実にする「厳格な」措置を促した。

IMFはスペインの銀行支援条件の順守に関する報告で、「危機前 からの大きな不均衡を是正するという難しいプロセスが続く中で、スペ イン経済と金融セクターへのリスクは高まったままだ」と指摘。欧州委 員会と欧州中央銀行(ECB)も、スペインの銀行システムには「緊密 な監視」が依然必要との声明を出した。

スペインは昨年、銀行への支援を要請。IMFとECB、欧州委は この日、同国政府は支援プログラムの条件を満たしており市場のセンチ メントも改善されたとした上で、リスクは残ると強調した。

スペインの景気低迷は6年目に入っており、これが信用需要を減退 させ不良債権を増やしている。同国中銀の5月の発表によれば、スペイ ンの銀行の融資2082億ユーロ(約27兆円)がこれまでに借り換えないし 再編の対象となった。

借り換えや再編対象といったローン債権の分類基準を同中銀が最近 明確化したことをIMFは歓迎するとともに、その厳格な適用によって 不良債権に対する十分な銀行引当金を確実にするよう求めた。ECBと 欧州委は、資産の質や支払い能力に関する継続的な分析とスペインの銀 行の弾力性が引き続き重要だとの認識を示した。

IMFはさらに、銀行同盟の規則を推し進めると同時に金融政策を 成長促進に向けて十分に緩和的にしておくことで、欧州はスペイン経済 と銀行が直面するリスクを和らげることができるとも指摘した。

原題:IMF Presses for ‘Rigorous’ Steps to Strengthen Spanish Banks(抜粋)

--取材協力:Angeline Benoit.

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