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今日の国内市況(6月3日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株大幅反落、米政策変更警戒しTOPIX1100割れ-全業種安い

東京株式相場は大幅反落。TOPIXは終値で4月5日以来、約2 カ月ぶりに1100ポイントを下回った。米連邦準備制度理事会(FRB) の債券購入プログラムの早期縮小観測を背景としたマネーフローの変調 が警戒され、証券や銀行など金融セクターを中心に東証1部33業種は全 て安い。

TOPIXの終値は前週末比38.83ポイント(3.4%)安の1096.95、 日経平均株価は512円72銭(3.7%)安の1万3261円82銭。きょうの安値 で引けた日経平均は5月23日、同30日に続きことし3番目の下げ幅とな った。

ミョウジョウ・アセット・マネジメントの菊池真代表取締役は、足 元の相場は「調整局面というよりは下落相場の始まりと見ている」と言 う。ここまで下げが拡大すると、高値水準で日本株を買った投資家の戻 り待ち売りが上値を抑えるため、「アベノミクスを背景とした日本株市 場の祭りは終わった」との認識を示した。

●債券は続伸、株安や日銀国債買いオペで-長期金利0.8%割れ寸前

債券相場は大幅続伸。国内株安の加速や日本銀行が長期国債買い入 れオペを実施したことが手掛かり。長期金利は5月半ば以来となる0.8 %割れ目前まで下げている。

東京先物市場で中心限月の6月物は前週末比12銭高の142円44銭で 取引を開始。午前9時前後に1銭安の142円31銭を付けた後はじり高と なった。午後に入ると株安の加速を受けて水準を大きく切り上げ、一時 は143円23銭と約3週間ぶりの高値を記録。結局は74銭高の143円06銭で 引けた。

RBS証券の井川雄亮債券ストラテジストは、「株価の下げが大き くなっていることに加えて、日銀の買い入れオペの結果が実勢より若干 強い水準になり、需給は決して悪くない状況だ。今月は国債入札と日銀 会合を除く12営業日のうち10回オペが実施されることになれば、オペの スケジュールがイメージしやすく安心感もある」と話した。

●円上昇、株安でリスク回避-対ドル100円前半、米量的緩和縮小観測

東京外国為替市場で円が上昇。不安定な株式相場をにらみながらの 展開が続く中、日本株の下落を背景にリスク回避に伴う円買いが優勢と なった。

この日のドル・円相場は金融機関の仲値公表が集中する午前10時前 後に1ドル=100円72銭を付ける場面があったが、午後に入り日本株が 下げ幅を拡大すると円買いが強まり、前週末に付けた3週間ぶり円高値 (100円22銭)に接近した。午後3時半前後には100円23銭まで円が買わ れた。

三菱UFJ信託銀行資金為替部の塚田常雅グループマネージャーは 注目の米雇用統計を週末に控えて、基本的には「様子見」とした上で、 「リスクオフ(回避)の展開の中では100円割れを試しにいく可能性は 十分ある」と指摘。ただ、過去抵抗線としてなかなか抜けなかったとい う経緯から、100円に近づくと「実需を含めたドル買いも出てきている」 とし、米雇用統計までは「結果的にドル・円の値幅は限られたものにな る可能性も十分ある」と話した。

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