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OPEC:米シェールオイルブーム調査へ-輸出に暗雲広がる

石油輸出国機構(OPEC)はウィ ーンでの総会で、米国のシェールオイルブームについて懸念を強めてい ることを示唆し、調査を開始する方針を明らかにした。総会では、1バ レル当たり約100ドルの価格水準で余剰生産に対応する必要性が薄かっ たため、生産目標は据え置かれた。

ナイジェリアのアリソンマドゥエケ石油相は5月31日のOPEC総 会後、「懸念材料だ」とし、「遠くない将来に」シェールオイルが世界 市場でOPEC産原油に与える影響を調査する方針であることを明らか にした。

米国は水圧破砕や水平掘削の新技術で原油生産を急増させ、アフリ カを中心とするOPECの一部加盟国からの輸入を減らした。これらの アフリカの国々は北米と同様の軽質原油を産出する。米エネルギー情報 局(EIA)によると、米国の原油生産は5月3日終了週に前年比20% 増加し日量737万バレルとなった。これは1992年2月以来の高水準。

シティグループ(ロンドン)のエネルギー戦略責任者、セス・クラ インマン氏は31日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで 「2020年までに米国は輸入原油をほとんど必要としなくなるだろう。 OPECによる実質的な供給制限が今後可能かどうかについては非常に 懐疑的な見方が多い。OPECは苦闘しており、価格が崩れないように 祈っている。失望することになると私は思う」と述べた。

原題:OPEC to Study U.S. Shale Oil Bonanza as Export Concern Grows(抜粋)

--取材協力:Fred Pals、Lananh Nguyen.

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