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スイス・フランは依然高い、上昇圧力再び高まる公算-中銀総裁

スイス国立銀行(中央銀行)のヨル ダン総裁は、スイス・フランは最近下落したものの依然として強いと し、フラン上昇圧力が再び高まる可能性があるとの認識を示した。同国 紙シュバイツ・アム・ゾンタークがインタビュー内容を報じた。

それによるとヨルダン総裁は「金融市場で一定程度の緩和があり、 フランへの圧力は弱まった」とした上で、「現行水準はなお高い」と発 言。「現在のような不透明感の強い時期に状況が元に戻る可能性は排除 できない」と述べた。

スイス中銀は4月に公表した報告書で、フランは世界的に緊張が高 まっている時期はユーロに対する避難先と見なされると説明した。フラ ンは2011年に対ユーロでパリティー(等価)に接近。同中銀はデフレと リセッション(景気後退)回避のため、その年の9月にユーロに対する 上限を1ユーロ=1.20フランに設定した。

ヨルダン総裁は先月、フラン上限の調整とマイナス金利導入が同中 銀に可能な措置の一部だと表明。フランはそれを受けて22日に2年ぶり となる1ユーロ=1.26フラン台に下落した。同総裁はシュバイツ・ア ム・ゾンタークに対し「原則として適切な金融環境の確保に寄与する措 置はいかなるものも排除しない」と語った。

フランは5月31日、1ユーロ=1.2414フランで終了。年初来で は2.7%安。

原題:SNB’s Jordan Says Franc Still Highly Valued, Sonntag Reports (1)(抜粋)

--取材協力:Carolyn Bandel.

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