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BIS:米国債は一段安、変動拡大の見通し-刺激策解除観測で

国際決済銀行(BIS)は、成長回 復によって中央銀行が刺激策の解除に動くと予想される状況で、米国債 相場の下落が続き、相場の変動が拡大するとの見通しを明らかにした。

BISの金融経済部門責任者、スティーブン・チェケッティ氏は5 月31日の電話会議で報道陣に対し、「利回りは景気回復に伴い上昇する だろう。利回りは落ち着きと不安定な局面を経験し、正常な状態に向か うまでの間に浮き沈みが激しくなるのはほぼ確実だ」と語った。

米国の10年国債利回りは先月、2010年12月以来の大幅上昇となっ た。連邦準備制度理事会(FRB)が月間850億ドル(約8兆5500億 円)相当の債券購入の縮小を開始するとの観測が広がったことが背景に ある。バーナンキ議長は5月22日、経済成長に持続的な改善を示す兆候 が見られれば、資産購入のペースを落とす可能性があると発言した。

チェケッティ氏は「ボラティリティ(変動性)それ自体は必ずしも 悪いことではない」としながらも、「特に現在の非伝統的な金融政策ス タンスの解除という前例のない出来事に直面する場合、金融市場が価格 を見いだす過程で相場変動はなくてはならないものだ」と述べた。

米国の10年国債利回りは5月に48ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)上昇し、31日時点で2.15%となった。月間ベースの上昇率と しては10年12月(50bp)以来で最大。米国債のボラティリティの指標 とされるメリル・オプション・ボラティリティ・エスティメート( MOVE)指数は先月29日に81.22bpと、約1年ぶりの高水準に達し た。

原題:Treasuries Decline Will Be Volatile on Stimulus Exit, BIS Says(抜粋)

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