欧州中央銀行(ECB)のコンスタ ンシオ副総裁は29日、資産担保証券(ABS)市場の活性化計画で同中 銀に寄せられる期待は行き過ぎとの認識を示した。

コンスタンシオ副総裁はフランクフルトでブルームバーグテレビジ ョンのインタビューに応じ、「できることはそれほど大きくないだろ う」と言明。「中銀のメニューにはあっても、多大な重要性を持つとは 考えない。これに関する世間の議論は少し誇張されてきた」と続け、 「可能性は小さくなった。市場の規模が非常に小さいからだ」と述べ た。

ユーロ圏は過去最長のリセッション(景気後退)下にあり、ECB の政策金利は既に過去最低の0.5%。こうした状況の中で企業を支援す る新たな措置が探られている。追加利下げが必要となれば、ECBは預 金金利をマイナス圏に引き下げるかどうかの選択を迫られる。これは銀 行がECBに資金を預ける際に金利を支払うことを意味する。

こうした措置には「相反する影響」があるとコンスタンシオ副総裁 は語り、銀行がコストを顧客に転嫁することもあり得ると指摘。「どの ような効果が得られるのか、測るのが非常に難しい措置だ。デンマーク での経験では、銀行が影響を相殺するため貸出金利をしばらく引き上げ るという反応があった」と説明。預金金利をマイナスにする措置に関す る決定は取られていないと続けた。

原題:ECB’s Constancio Says Debate on ABS-Market Plan Is ‘Overblown’(抜粋)

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