国内生保グループの2012年3月期連 結決算は、保険料等収入が銀行窓販の減少などで前の期と比べて3.8% 減の19兆7191億円となったものの、最終利益が26%増の7596億円だっ た。株価の回復や、円安などで資産運用収益が改善したことが増益の主 因となった。

24日までに各社が発表した。保険本業の収益を示す基礎利益は 同12%増の2兆530億円となった。契約者に約束した予定利率を実際の 資産運用利回りが下回る逆ざやが改善したことが寄与した。逆ざやは、 全社で改善し8社合計で同4割減の1641億円だった。富国生命では開示 以来初めての順ざやとなったほか、日本生命と明治安田生命が順ざやを 維持した。

日本生命保険の清水博常務は順ざやを維持した要因について「低金 利が継続する中、タイミングをとらえた内外債券の積み増しが寄与し た」と述べた。明治安田生命保険の殿岡裕章副社長は「新契約が順調に 進展し平均予定利率が低下したこと、外貨建て債券の積み増し等で利 息・配当金収入が増加した」と語り、今後も順ざやを確保できる見通し としている。

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保険料等収入 基礎利益 利差損益 含みゼロ水準

13/3 12/3 日経 国内 ドル

億円 % 億円 % 億円 実績 平均 金利 円 ============================================================== 日本 53667( -0.4) 5465( 0.4) +317(+316) 8200 1.4 62 第一 36468( 3.0) 3476( 8.6) -584(-908) 8600 1.2 84 明安 36799(-29.3) 3945( 6.4) +425(+192) 7300 1.3 78 住友 31840( 20.4) 4207( 27.9) -505(-668) 9600 1.3 -- T&D 19409( 14.8) 1824( 25.9) +18(-202) ---- --- -- 三井 5782( -0.8) 529( 76.4) -531(-562) 9900 1.3 93 朝日 4604( -9.0) 263( -8.0) -803(-837) 10500 1.1 -- 富国 8622( -9.3) 819( 12.0) +22( -48) 8600 1.4 78 =============================================================== ※保険料等収入は連結、カッコ内は2012年3月期との比較(%)。基礎 利益は単体、ただし第一生命、住友生命、T&D、富国生命の保険料等 収入は傘下生保の合算値 ※利差損益の「+」は順ざや「-」は逆ざやカッコ内は12年3月期実績

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