武田薬品工業の糖尿病治療薬「アク トス」でがんを発症したとして米カリフォルニア州の男性が同社を訴 え、陪審が650万ドル(約6億3200万円)の損害賠償を認める評決を下 したことについて担当判事は1日、男性側が同薬服用とがんとの因果関 係を十分に立証できていないとして同評決を退けた。

ロサンゼルスにあるカリフォルニア州地裁のケネス・フリーマン判 事は、この男性ジャック・クーパー氏(79)の弁護士は同氏のぼうこう がんとアクトス服用との関係を立証できておらず、評決を下す機会を陪 審に与えるべきではなかったとの判断を示した。

同判事は27ページに及ぶ文書で、クーパー氏がアクトス服用でぼう こうがんを発症したとしていた医師の証言が「本質的に信頼を置けな い」ことが分かったとし、訴えを退けることが正当化されると指摘し た。

武田の米国部門のケネス・グリースマン法務顧問は同日の電話取材 に対し、「クーパー氏の主張には裏付けがないとの裁判所の判断に同意 する」と述べた。

クーパー氏の弁護士の1人マイケル・ミラー氏はフリーマン判事の 判断を不服とし、上訴する意向を明らかにした。

原題:Takeda Gets $6.5 Million Diabetes-Drug Verdict Thrown Out (2)(抜粋)

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