今日の国内市況(3月29日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●TOPIX続落、低調な鉱工業生産や円高止まり嫌気-内需中心売り

東京株式相場は、TOPIXが続落。鉱工業生産指数が予想に反し 低下したほか、為替の円高止まりで日本経済に対する楽観的ムードが後 退した。不動産株のほか、証券や銀行など金融株、水産・農林、パル プ・紙、建設など内需関連株が安い。

TOPIXの終値は前日比2.07ポイント(0.2%)安の1034.71。日 経平均株価は61円95銭(0.5%)高の1万2397円91銭と反発して終了。 日経平均は午後に入り先物主導で上昇を鮮明にしたが、年度末だったほ か、きょうの米英、香港など海外主要市場はグッド・フライデーの祝日 休場のため、投資家の間で買い手控えの姿勢が強かった。

ちばぎんアセットマネジメントの斉藤秀一運用部長は、来週予定さ れる日本銀行の金融政策決定会合で、「どういった政策が打ち出される か見極めたいとして買いが手控えられる中、悪材料に反応しやすくなっ ている」と指摘。欧米やアジアで休場の市場が多く、「海外投資家の動

●債券は下落、高値警戒感や来週の入札控え売り-超長期債は買われる

債券市場では先物・中長期債が下落した。高値警戒感から売りが優 勢となった。来週の10年債入札に向けた売りも下げ圧力になったとみら れている。半面、超長期債には、月末にあたり投資家による保有債券の 年限長期化の買いが入った。

みずほコーポレート銀行資金証券部の新井厚志次長は、「月末の年 限長期化の買いはあるが、4月に入ってからの取引を考えると10年以下 のゾーンは上値がやや重くなっている。10年債入札に向けたヘッジ売り が始まったと捉えてもおかしくないタイミング」と指摘した。また、 「来週は相場が下がり過ぎると、いったん入札を見送る人も増えるが、 若干下押しした程度ならしっかりした結果になるのではないか」とも語 った。

東京先物市場では、中心限月の6月物が続落。前日比5銭安の145 円81銭で始まった直後に145円85銭まで戻したものの、取引が進むにつ れて売り圧力が強まった。午前の取引で21日以来の安値をつけた後に下 落幅を縮小する場面もあったが、総じて売り優勢の展開は午後も続き、 結局は40銭安の145円46銭と、この日の安値で引けた。前日には一時145 円98銭まで上昇し、日中ベースでの過去最高値を更新していた。

●ドル・円が94円前半、緩和期待支えも年度末で取引手控え

東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=94円前半を中心に 推移した。来週に新体制下での定例金融政策決定会合を控えて、日本銀 行の金融緩和への期待がドル・円の下支えとなる一方、日本が年度末 で、海外市場も休場となる中、積極的な取引は手控えられた。

午後4時2分現在のドル・円相場は94円13銭前後。朝方には日本の 消費者物価指数(CPI)など2月の指標が発表されたが、円相場への 影響は限定的だった。国内輸出企業のドル売り需要が指摘される中、午 前10時前には一時93円97銭まで円高に振れる場面が見られたが、93円台 の滞空時間は短く、その後は94円前半で小幅な値動きが続いた。

三菱東京UFJ銀行市場企画部グローバルマーケットリサーチの内 田稔チーフアナリストは、日銀の金融緩和について、市場の期待が高い ため、「ドル・円を大きく押し上げる材料になるのは難しいかもしれな いが、あまり極端に失望を誘うようなことにもならない」と予想。「需 給面ではやはり円売りの方が多いだろうし、緩和はドル・円の下支え材 料になるだろう」と話した。

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