日経平均の2四半期上昇率は36.5%、列島改造沸く1972年以来

2012年度末を迎えた日経平均株価は 前日比0.5%高の1万2397円91銭で終え、1-3月では19.3%高となっ た。安倍政権による日本のデフレ脱却策への期待が強まった昨年10-12 月と合わせた2四半期の上昇率(期間収益率合計)は36.5%と、小泉政 権時の05年7-12月の35.9%を抜き、1972年7-12月の37%以来の大き さに達した。ブルームバーグ・データによる。

72年当時は、同年7月に「日本列島改造論」を打ち出した田中角栄 内閣が発足、同9月に日中国交正常化が実現した。

立花証券顧問の平野憲一氏は、「72年当時と今の経済環境や株価の 動きはものすごく似ている」と言う。平野氏にとっては70年4月に証券 界に足を踏み入れて間もなく、「国際会社型投信(IOS)の破たんや ニクソン・ショック後に超金融緩和が起こり、株価が上昇しているとき に列島改造論の田中内閣が発足し、結局14カ月連続して株価が上昇し た」と当時を振り返る。

一方で現在は、「リーマン・ショック後の金融緩和で株価が上昇し ているときに安倍内閣が誕生し、8カ月連続で株価が上昇している。も し当時と同様の動きをするなら、なお上昇が続くことになる」と平野氏 は述べた。

大和総研の試算によれば、東証1部の72年末の実績PERは27.6 倍、予想PERは19.2倍。足元はそれぞれ27.4倍、22.7倍となってい る。PBRは当時の2.88倍に対し、現在は1.27倍と低い。

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