キプロスに続いて、スロベニアが救 済を要請する次のユーロ導入国になるという懸念が投資家の間で高ま り、緊縮策を継続するとの政府の約束にもかかわらず、国債利回りの上 昇に歯止めがかからない状況が続いている。

今月就任したばかりのブラトゥシェク首相は27日の議会演説で、弱 体化している銀行と財政の立て直しを行うと表明し、同国がキプロスに 続いて欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)の支援を求める国に なることはないと強調した。しかし、支援を回避する具体策は示され ず、指標となるドル建て2022年満期国債の利回りは過去最高を記録。債 券市場から資金調達を続けたいスロベニアは苦しい状況に追い込まれ た。

ウニクレディトのチーフエコノミスト、ジリアン・エッジワース氏 (ロンドン在勤)は27日付の顧客向けリポートで、「スロベニアも今後 数カ月、ユーロ債市場へのアクセスが難しくなるとの不安をキプロス情 勢があおっている。スロベニアは財政のファイナスを国内の銀行セクタ ーに依存する状況から脱し、銀行セクターの資本増強に動こうとしてお り、預金のヘアカット(預金者への損失負担の強制)のリスクが高まっ ている」と指摘した。

スロベニアのドル建て22年満期国債利回りは27日に過去最高 の6.382%に達した。ブルームバーグが集計したデータによれば、28日 午後5時20分時点では6.05%に低下している。スロベニア国債の保証コ ストを示すクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)のスプレッド は93ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して411bpとなっ ている。

原題:Slovenian Austerity Pledge After Cyprus Fails to Stem Yields (3)(抜粋)

--取材協力:Krystof Chamonikolas.

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