鉱工業生産は3カ月ぶりに低下、予想はプラス-先行きは上昇を予測

2月の日本の鉱工業生産指数は前月 比で3カ月ぶりに低下した。予想は上昇だった。電子部品・デバイス工 業や精密機械工業などがマイナスとなった。先行きは上昇が予測されて いる。

経済産業省が29日発表した鉱工業指数速報(季節調整済み、2005年 =100)によると、2月の生産指数は前月比0.1%低下の89.0となった。 ブルームバーグ調査の予想中央値は同2.5%上昇だった。

先行きの生産動向を示す製造工業生産予測指数は、3月が前月 比1.0%上昇、4月は同0.6%上昇が見込まれている。経産省は「総じて みれば、生産は下げ止まり、一部に持ち直しの動きがみられる」との基 調判断を示した。

第一生命経済研究所の主席エコノミスト、新家義貴氏は統計発表前 のリポートで、前月比の上昇幅は「かなり大きなものになる」と予想。 背景として「自動車の増産や輸出の下げ止まり」などを挙げた。同時に 発表される3、4月の予測指数も「先行きの生産を展望する上で重要」 とみていた。

政府は先に公表した3月の月例経済報告で、景気は「一部に弱さが 残るものの、このところ持ち直しの動きがみられる」との基調判断を示 した。個別項目では、生産について「下げ止まっている」から「持ち直 しの動き」へ上方修正。設備投資も「弱い動き」から「下げ止まりつつ ある」へ判断を引き上げた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE