全日空:英スカイトラックス最高評価を獲得-日本初、世界で7社目

航空会社で売上高国内最大の全日本 空輸は、英航空調査会社スカイトラックスのエアライン・スター・ラン キングで最高評価の5つ星を獲得した。日本勢では初めてで、世界で7 社目になる。全日空が29日発表した。

空港から客室までフロントラインスタッフのサービスが評価され て、4つ星だった評価が1段階上がったとしている。アジアナンバー1 の航空会社になることを経営戦略で掲げていた全日空は、サービスや商 品の顧客満足度の客観的な評価の1つとしてスカイトラックスの最高評 価獲得を目指すとしていた。日本航空は現在4つ星。

伊東信一郎社長は、都内での受賞式で「大変光栄な受賞。4月から ホールディングスに移行する直前で、全日空の社長として最後の時に大 きな経営目標を達成できたことは誇りに思う」と語った。同社長は、4 月に移行する持ち株会社「ANAホールディングス(HD)」の社長に 就任する。

また、「アジアナンバー1の達成はある意味できたと思う」と述べ たが、同時に「ここで満足せずにグローバルな経営ビジョンを持ち株会 社では掲げるつもりだ」とし、さらなる向上を目指す考えを示した。

5つ星はシンガポール航空、アシアナ航空、マレーシア航空、キャ セイ・パシフィック航空、カタール航空、ハイナン航空、全日空になっ た。このランキングは空港から機内までの800超の項目を調べる、200超 の世界の航空会社を評価する権威ある調査の1つ。

国際的な水準の証

授賞式に出席したスカイトラックスのエドワード・プレイステッド 最高経営責任者は「サービスをどのように顧客に提供しているのかを最 重視した。全日空の5つ星獲得は、日本人のみならず国際的な顧客の求 める水準を満たしている証だ」と述べた。

全日空プロダクト・顧客サービス部門の責任者、福田哲郎執行役員 は、和食が中心だった空港ラウンジに欧米人好みのワッフルや卵料理を 導入したことを例に挙げ、「グローバル市場で戦えることを意識した結 果」と説明した。

伊東社長はまた、リチウムイオンバッテリーの不具合などにより1 月から運航停止が続いているボーイング787の問題については「少し ずつよい方向に進みつつある」と述べるにとどめた。

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