伊モンテ・パスキ、3四半期連続赤字-貸倒引当金は3倍増

イタリアの銀行3位、モンテ・デ イ・パスキ・ディ・シエナの昨年10-12月(第4四半期)決算は3四半 期連続の赤字となった。貸倒引当金の急増や融資事業の減益が響き、ア ナリスト予想を下回った。

28日の発表資料によると、第4四半期の純損失は15億9000万ユーロ (約1918億円)。ブルームバーグが集計したアナリスト11人の予想中央 値は6億8630万ユーロの赤字。買収に伴うのれん代を償却した前年同期 は50億ユーロの赤字だった。

モンテ・パスキは資産売却と経費削減、リスクの縮小を図りながら 黒字化を目指している。経営再建を図るため昨年起用されたファブリツ ィオ・ビオラ最高経営責任者(CEO)とアレッサンドロ・プロフーモ 会長は、過去4年で2回目となる国の支援を要請することを余儀なくさ れ、デリバティブ(金融派生商品)絡みで7億3000万ユーロの打撃を受 けた同行に対する投資家の信頼回復に取り組んでいる。

貸倒引当金は第4四半期に13億7000万ユーロと、前年同期の4 億6430万ユーロから約3倍に増加した。総収入は37%減少し7億7830万 ユーロ。正味受取利息は52%減の4億3450万ユーロ。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)の 欧州クレジット調査責任者、アルベルト・ガロ氏は「モンテ・パスキは 今後、追加支援を必要とする可能性が高い。不良債権は増加し続けてお り、営業利益は厳しい状況だ」と指摘した。

ビオラCEOは28日、年末までに3000人余りの人員削減を実施する と発表した。これは2015年までの削減目標の70%に相当する。支店閉鎖 目標も年内に達成する方針。

原題:Monte Paschi Posts Loss That’s Double Estimates on Bad Loans (2)(抜粋)

--取材協力:Francesca Cinelli、Dan Liefgreen.

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