海外勢19週ぶり売り越す、個人大幅買い越し-3月3週日本株

日本株が大幅安となった3月第3週 は、海外投資家が買いから売りに転じたほか、年金資金の動向なども含 む信託銀行が大幅に売り越していたことが東京証券取引所の公表データ で明らかになった。

東証が28日に発表した3月3週(18日-22日)の投資部門別売買動 向(東証、大証、名証の1・2部等合計)によると、海外投資家は差し 引き919億円を売り越した。売り越しは昨年11月1週以来、19週ぶり。

同週のTOPIXは前の週末に比べ1.2%安の1038.57と、5週ぶり に下落した。ユーロ圏のキプロスに対する金融支援をめぐる不透明感が 急きょ浮上したことが嫌気された。

大和証券投資戦略部の熊澤伸悟課長代理は海外勢の売り越しについ て、「キプロス問題が一番気にされていた週で、欧州投資家中心にリス クオフ(回避)が強まったため」と言う。ただ足元では、キプロス問題 は限定された特殊ケースとの認識が広がりつあり、「翌週以降の売り越 しを示唆するものではない」とも見ている。

主な売り越し主体は、信託銀(2513億円)が22週連続で、売越額は ことし最大。生保・損保(317億円)は28週連続、事業法人(281億円) は2週ぶり、投資信託(200億円)は14週連続など。

半面、個人投資家は5週ぶりに買い越し、買越額は3137億円と東日 本大震災の発生日を含む2011年3月2週(7-11日)以来、約2年ぶり の大きさ。日本株の上昇局面長期化を受け、「中長期的なスタンスに立 った個人の買いが増えている可能性がある」と、熊澤氏は分析した。

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