今日の国内市況(3月26日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株反落、欧州懸念し海運や資源、輸出が下げ主導-中国株安も

東京株式相場は反落。キプロス情勢や混迷するイタリア政局、経済 統計の低調から欧州の先行き懸念が広がった。中国株の下落も嫌気さ れ、海運株のほか、石油や商社など資源関連、輸送用機器など輸出関連 株といった景気敏感業種が売られた。

TOPIXの終値は前日比9.69ポイント(0.9%)安の1036.78、日 経平均株価は157円83銭(1.3%)安の1万2335円96銭。日経平均は午前 後半から午後半ばにかけ一段安となる場面があり、一時下げ幅は200円 を超え、18日以来の1万2200円台に沈んだ。

りそな銀行の戸田浩司チーフ・ファンド・マネジャーは、「欧州が 不安定なことや、それを受けたユーロ安・円高の進行が重し」とした上 で、中国株下落も「中国関連とされる海運、商社株に悪影響を与えたか もしれない」と話した。期末接近で個人以外の投資家による持ち高調整

●債券、長期や超長期ゾーンが上昇-日銀緩和強化を先取りとの見方

債券市場では長期や超長期債相場が上昇した。市場では、日本銀行 による金融緩和強化を先取りする格好で買いが入ったとの見方が出てい た。長期金利と新発20年債利回りはともに10年ぶり低水準を付けた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の328回債利回 りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)低い0.51%で始まり、2003年6 月18日以来の低水準を記録。その後も同水準で推移した。20年物の143 回債利回りは午後に入って水準を切り下げ、一時は3.5bp低い1.40% と、03年7月18日以来の低水準を付けた。30年物の38回債利回り は2.5bp低い1.555%まで低下した。

クレディ・スイス証券の宮坂知宏債券調査部長は、決算期末で流動 性が低いため、ちょっとした売買で利回りが低下しやすいと指摘。「来 週の日銀金融政策決定会合を固唾(かたず)を飲んで見守っている状況 で、超長期債は日銀の買い入れ拡大を先取りしている面が大きいため、 利回りが下がり過ぎている感じもある」とも話した。

●ドル・円が一時94円割れ、期末決算や欧州不安を背景に円買い優勢

東京外国為替市場では、円がドルに対して一時1ドル=94円割れの 水準まで上昇した。期末決算に絡むドル売り・円買いといった需給面の ほか、欧州の金融システムや景気状況に対する不安感を背景に、円買い が優勢となった。

この日の円相場は取引が進むにつれてじり高となる展開。ドル・円 は93円98銭と2営業日ぶりの水準まで円高が進む場面があった。午後3 時43分現在は94円17銭前後で推移している。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作シニア為替・債券 ストラテジストは、「足元は3月決算期末を前に積極的な売買が控えら れる中で、決算対策で外貨を売って円に戻す話が出やすい」と指摘。本 来のドル高・円安トレンドとは別に、期末でドル売り・円買いの需給面 の影響が出やすいだろうと話していた。

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