【個別銘柄】海運株下落、GSユアサ急落、ダイエーやツクイ大幅高

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

輸出関連株:ソニー(6758)が前日比3%安の1625円、マツダ (7261)が3.2%安、コマツ(6301)が2.2%安など軟調。キプロス情勢 の不透明感やイタリア政局の混迷など欧州債務懸念を背景として、外国 為替市場では円高・ユーロ安が進展。輸出採算や欧州販売への影響が警 戒された。

海運株:商船三井(9104)が4%安の309円、川崎汽船(9107) が4.8%安、日本郵船(9101)が3.2%安など。海運業指数は東証1部業 種別下落率首位。ばら積み船の運賃指標となるバルチック・ドライ指数 はきのう前日比1%安と続落した。連続安となるのは2月20日以来で、 為替の円高傾向も加わって業績改善への期待が一服した。

ジーエス・ユアサコーポレーション(6674):11%安の392円で、 東証1部値下がり率1位。三菱自動車(7211)はプラグインハイブリッ ド車などに搭載したリチウムイオン電池で溶解・発火事故が発生したと 発表した。GSユアサの子会社が同電池を製造しており、事故による収 益への悪影響が不安視された。三菱自も3.9%安。

ダイエー(8263):20%高の342円と、東証1部値上がり率1位。 イオン(8267)は同社の連結子会社化を目的に株式公開買い付け (TOB)を実施すると発表。国内小売り最大手主導での経営再建期待 が高まった。野村証券では、ダイエーは丸紅とイオン両方の持ち分法対 象でガバナンス整理が必要だったと指摘した。

三菱重工業(7011):2.9%高の542円。クレディ・スイス証券で は、業績予想を見直し、目標株価を400円から700円へ引き上げた。投資 判断は「アウトパフォーム」継続。14年3月期は17期ぶりの過去最高益 更新が予想されるとして、依然株価の上値余地は大きいと指摘した。

大東建託(1878):3.6%安の8060円。バークレイズ証券では、想 定を上回る工事の遅れなどから13年3月期業績予想を下方修正した。職 人不足に伴う人件費の上昇などから工事利益率の悪化は想定以上だと し、14年3月期以降も予想を引き下げた。

ツクイ(2398):8.4%高の1339円。高齢化の加速によって足元で 人気が高まっているテーマ性に加え、日本の中小型株に強気姿勢を示し た世界最大の資産運用会社ブラックロックの日本中小型株ファンドの上 位組入銘柄であることも好感された。このほか、同ファンド上位組入銘 柄ではエンプラス(6961)も8.8%高と急伸。

三益半導体工業(8155):7.5%高の909円。13年5月期純利益予想 を従来の9億5000万円から12億円へ増額修正した。20%減益予想が一転 し、1%増益となる。原価低減や円安による為替差益の発生を見込むこ とが要因。

乃村工芸社(9716):8.6%高の519円。13年2月期営業利益はその 前の期に比べて81%増の22億円となったもよう。従来予想は16億円で、 増益幅が拡大した。大型商業施設の相次ぐ開業や国内外のアパレル関連 店舗の内装なども貢献して売上高が増加したほか、固定費抑制への取り 組みも利益を押し上げた。

クスリのアオキ(3398):2.8%高の7350円。3月度の既存店売上 高は前年同月比17%増だった。既存店の販売好調継続を受け、業績に対 する期待感が高まった。

ミツバ(7280):8.1%安の1013円。13年3月期営業利益予想を前 期比7.2%増の85億円へ増額修正した。従来予想は減益となる77億円だ った。北米での自動車販売の好調などが要因。ただ、ブルームバーグが 集計したアナリスト予想平均値は101億円で、市場の期待には届かない ことが嫌気された。

トレジャー・ファクトリー(3093):6.3%高の1276円。13年2月 期営業利益はその前の期に比べて14%増の6億5000万円程度と、従来予 想(6億1100万円)を上回ったようだ、と28日付の日本経済新聞朝刊が 伝えた。中古服飾品の専門店を首都圏中心に出店した効果で販売が伸 び、4期連続で過去最高益を更新したようだとしている。

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