中国大手銀:12年は6年連続最高益-ROEは米欧銀の2倍超

中国の大手銀行の2012年通期の利益 は6年連続で過去最高となった。株主資本利益率(ROE)は平均21% と、JPモルガン・チェースなど米欧の銀行の2倍余りに達している。

中国工商銀行など国内4大銀行の利益は計7162億元(約10兆8500億 円)と15%増加したことが、ここ1週間の届け出で分かった。ブルーム バーグがまとめたデータによると、米銀大手4行の利益は9.6%増の519 億ドル(約4兆8900億円)。ROEは平均約7.3%だった。

景気減速にもかかわらず、政府の金利統制と外銀事業に関する制限 が中国の国有銀の利益拡大を後押しした。これに対し、欧米の銀行は自 己勘定取引をめぐる当局の調査や取り締まりが重しとなった。JPモル ガンは62億ドルのトレーデイング損失で打撃を受け、英HSBCホール ディングスなどは金利不正操作やマネーロンダリング(資金洗浄)で制 裁金を科せられた。

サンフォード・C・バーンスティーンのアナリスト、マイク・ワー ナー氏は電話取材で「非常に統制された市場だ」と指摘。「外国の銀行 が事業を拡大するのは非常に難しく、それにより国内の銀行は事業全般 でかなりの部分を得ることが基本的に保証されている」と述べた。

原題:ICBC Leads China Banks in Trumping Returns at JPMorgan, HSBC (1)(抜粋)

--取材協力:Stephanie Tong、Aipeng Soo.

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