スペイン債が上昇、キプロスで銀行が営業再開-独債上げ消す

28日の欧州債市場ではイタリアとス ペインの国債が上昇した。救済を受け入れたキプロスで、ほぼ2週間ぶ りに営業を再開した銀行から資本流出の兆候が出ていないことが手掛か り。

ドイツ10年債利回りは約8カ月ぶり低水準から上昇。キプロスでの 動きに伴い、域内で最も安全とされるドイツ国債の需要が後退した。キ プロス財務省によれば、資本移動規制は7日間実施される。イタリアと スペイン、ポルトガルの国債は週間ベースでは下げた。キプロスに対す る金融支援の条件として、銀行の一部の債権者や預金者にも負担が強い られたことが背景にある。

コメルツ銀行の金利ストラテジスト、マイケル・ライスター氏(ロ ンドン在勤)は「銀行で取り付け騒ぎが起こっていないという点で、キ プロスは懸念されていたよりも秩序を保っているようだ」と発言。「今 週の相場動向から利益を確定する動きが多少ある。ドイツ国債の利回り はまだここ数カ月の低水準にとどまっていることから、かなり警戒心が 強い」とも述べた。

ロンドン時間午後5時現在、スペイン10年債利回りは前日比2ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の5.06%。前週末比では21 bpの上昇。同国債(表面利率5.4%、2022年1月償還)価格はこの 日、0.13上げ102.565。

ドイツ10年債利回りは2bp上昇の1.29%。昨年8月3日以来の低 水準となる1.25%まで下げる場面もあった。

英国債相場は下落し、10年債は6営業日ぶりに反落した。ロンドン 時間午後4時50分現在、同国債(表面利率1.75%、2022年9月償還)利 回りは前日比4bp上昇の1.76%、価格は0.37下げ99.88となった。昨 年末以来では7bp低下した。

原題:Spanish Bonds Advance as Cypriot Banks Reopen; German Bunds Drop(抜粋) Gilts Decline for First Time in Six Days as Cyprus Concern Wanes (抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE