伊金融警察が野村のミラノオフィス捜索-モンテ・パスキ絡み

イタリアの金融警察はミラノにある 野村ホールディングスの複数のオフィスを捜索した。シエナの検察当局 は世界最古の銀行モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナの損失隠し疑惑 の捜査を強化している。

野村は捜査の対象ではないと、警察当局者が匿名を条件に語った。 野村の広報担当者(ロンドン)は捜査に協力すると述べた。

当局はモンテ・パスキの財務責任者だったジャンルカ・バルダッサ リ氏を含めた元幹部による調査妨害と文書隠匿(いんとく)の疑いを捜 査している。裁判所の資料によると問題となっている文書はモンテ・パ スキが2009年に以前の損失を隠すために野村とデリバティブ(金融派生 商品)契約を結んだことを示すものだという。モンテ・パスキ幹部は帳 簿への虚偽記載と市場操作、犯罪関与の疑いも持たれている。

バルダッサリ氏に対する容疑の焦点となっているのは野村がアレン ジした「アレクサンドリア」というデリバティブで、この取引の一環と してモンテ・パスキは野村から融資された資金でイタリア国債を購入。 また、固定金利を変動金利に交換するほか信用リスクを保証する取引も 行ったという。

原題:Nomura Offices Searched as Siena Expands Paschi Derivative Probe(抜粋)

--取材協力:Sergio Di Pasquale.

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