キプロスはユーロ圏諸国救済の「ひな型」ではない-文書

国家救済の資金の一部を銀行の預金 口座から徴収するというキプロス支援パッケージは決して、将来の救済 の前例とはならない-。欧州各国政府はこう表明し、ユーロ圏財務相会 合(ユーログループ)議長を務めるダイセルブルーム・オランダ財務相 の発言が与えた印象の払拭(ふっしょく)に努めた。ブルームバーグ・ ニュースが入手した部外秘の文書から分かった。

文書は「キプロス支援プログラムはひな型ではなく、極めて例外的 なキプロスの状況に合わせて個別に設計されたものだ」としている。文 書はユーロ圏諸国の財務省の代表らによって26日に合意されたもので25 日の決定を市民に説明するための指針となる。

ダイセルブルーム議長は25日、ロイター通信と英紙フィナンシャ ル・タイムズ(FT)に対し、将来の銀行整理は各国が実施すべきだと 語り、欧州の救済基金を銀行の資本増強に利用することに疑義を呈し た。

同議長は同日中に自身の発言について説明したものの、数カ国の政 府がキプロスでの手法が危機対応の標準の一部にはならないことを欧州 レベルで確認することを求めた。

文書は「統合深化と結束強化、強化された経済統治の新たな枠組 み、銀行同盟の完成に向けた追加措置」に基づいて通貨同盟を強化する との首脳会議の決定を再確認している。

原題:Cyprus Program Isn’t ‘Template’ for Euro-Area Bailouts, EU Says(抜粋)

--取材協力:Corina Ruhe.

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