ユーロ、向こう2年半で米ドルと等価に下落も-モルガンS

ユーロは向こう2年半で米ドルに対 して等価に下落するリスクがあると、モルガン・スタンレーは予想し た。ユーロ圏諸国が成長の後押しに向けてユーロ安を目指す政策を実施 することが背景にある。

ユーロは年初来で2.6%下落している。グローバル通貨戦略責任 者、ハンスギュンター・レデカー氏は26日のシドニーでのインタビュー で、キプロス救済策を受けて域内の銀行預金の安全性に懸念が高まった ため、ユーロは下落し続けると予想。イタリアの新政権樹立に向けた協 議の難航もユーロ相場を押し下げると分析した。

レデカー氏は「キプロスをめぐるこうした政策を受けて、周辺国の 資金調達や預金に一段と懸念が強まる」と指摘。「長期的な意味合いと しては、欧州の金融の移行は機能しておらず、信用も成長もなく、財政 政策は依然としてバラバラだということだ。従って見通しにはかなり悲 観的にならざるを得ない」と述べた。

ユーロは日本時間午後0時14分現在、1ユーロ=1.2855ドル。26日 には一時、昨年11月22日以来の安値1.2829ドルに下落した。レデカー氏 は2013年末の水準を1.25ドルと予想し、14年末までに1.19ドルに下げる との見方を示した。ブルームバーグの集計したアナリストの年末予想の 中央値は1.29ドル。

レデカー氏は「向こう2年半程度のうちに等価に極めて近い水準に なる可能性があり、アンダーシュートのリスクは相当大きい」と付け加 えた。

原題:Euro Risks Drop Toward Parity on No Growth, Morgan Stanley Says(抜粋)

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