米銀ウェルズ・ファーゴ、取締役の息子に報酬1.3億円

時価総額で米最大の銀行、ウェル ズ・ファーゴが昨年、同社の自己勘定投資部門で勤務する取締役の息子 に報酬として約140万ドル(約1億3300万円)を支払っていたことが分 かった。

ウェルズ・ファーゴの最新の委任状によると、報酬を受け取ったの はマネジャーのスコット・キグリー氏(44)。同氏の父親、フィリッ プ・キグリー氏は1994年から同行の取締役を務め、4月に退任予定。ス コット氏はコメントを控え、フィリップ氏にコメントを求めるメッセー ジを残したが回答は得られていない。同行も両氏への取り次ぎを控え た。

調査会社GMIレーティングスのコーポレートガバナンス(企業統 治)コンサルタント、ネル・ミノウ氏は「経営幹部と取締役の双方の立 場を危うくしている」と指摘。「私がこの企業への助言を担当している なら、いかなる状況下でもこのような行動をしてはならないと言うだろ う」と語る。

ウェルズ・ファーゴの元従業員3人が匿名を条件に明らかにしたと ころによると、自己資金と顧客の余剰資金で債券を購入する自己勘定投 資部門は、同行で最も利益率の高い部門の一つ。関係者の1人によれ ば、異動を希望する従業員に最も人気が高い部門の一つでもある。

委任状によると、キグリー氏は、1万人以上いるホールセール業務 担当の従業員のうちの1人。2006年に入行する以前、父親は息子がこの 職に応募したことは承知していなかったという。同行の従業員数は昨年 末時点で約26万9200人。

原題:Wells Fargo Investment Unit Paid Board Member’s Son $1.4 Million(抜粋)

--取材協力:Anita Kumar、Michael Novatkoski.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE